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シトロエン・オゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シトロエン・オゼ
概要
デザイン ピニンファリーナ
ボディ
ボディタイプ 1-door berlinetta
パワートレイン
エンジン 3.0 L V型6気筒
変速機 5速 ZFオートマチックトランスミッション
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シトロエン・オゼ(フランス語: Citroën Osée)は、フランス自動車メーカーシトロエンのためにイタリアピニンファリーナがデザインしたコンセプトカーである。2001年ジェネバモーターショーで初公開された。

オゼは、中央に搭載された3リッターV6エンジンを動力源とし、6000rpmで200bhp(149kW)[1]、3750rpmで最大トルク267N・m(197ポンド・フィート)を発揮する。コンセプトカーはミシュランPAXタイヤを装着し、ブレンボ製ブレーキを備え、動力は5速ZFオートマチックトランスミッションを介して後輪に伝達される。[2]

この車両は、運転席が中央に位置し、その左右やや後ろに2人乗れる3人掛けシートを採用している[3]ピニンファリーナは、このデザインのインスピレーションを1970年代初頭に製造されていたフランス車マトラ・バゲーラから得ている。この車の特に異例な詳細の1つは、戦闘機のコックピットドアに似た形状のコックピットドアである。一般的な2ドアやフロントガラス、車体の大部分を構成する屋根部分が、1つの開閉式キャノピードアに置き換えられており、それは遠隔操作による油圧装置で開閉が可能である。また、ドアミラーが全く無く、代わりにステアリング・ホイールの後ろに車内の後方を映すLCDスクリーンが搭載されている特徴もある。オゼはまた、シトロエンの「ハイドラクティブIII」サスペンション技術を搭載しており、走行中にサスペンションの高さを調整できる[4]

出典[編集]

  1. ^ Citroen Osee”. Auto Express (2002年3月1日). 2015年2月25日閲覧。
  2. ^ 2001 Geneva Motor Show Photos & Coverage - Motor Trend” (英語). Motor Trend (2002年11月6日). 2019年11月21日閲覧。
  3. ^ Citroën Osée”. www.citroenet.org.uk. 2019年11月21日閲覧。
  4. ^ Citroen - Osee”. ACI. 2019年11月21日閲覧。

外部リンク[編集]