ザンクト・ヨハン修道院
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ザンクト・ヨハン修道院 | |||
| 英名 | Benedictine Convent of St John at Müstair | ||
| 仏名 | Couvent bénédictin Saint-Jean-des-Sœurs à Müstair | ||
| 登録区分 | 文化遺産 | ||
| 登録基準 | (3) | ||
| 登録年 | 1983年 | ||
| 公式サイト | 世界遺産センター | ||
| 使用方法・表示 | |||
ザンクト・ヨハン修道院(聖ヨハネ修道院)は、スイス・グラウビュンデン州のミュスタイアにあるベネディクト会の女子修道院。カロリング様式の建築と壁画が残されており、1983年にユネスコの世界遺産に登録された。[1]
歴史
[編集]創建は775年頃とされ、カール大帝の命によって建設された可能性がある。9世紀初頭にはベネディクト会の修道院として知られ、12世紀前半に女子修道院となった。宗教施設としての利用はその後も継続している[1]。
建築と壁画
[編集]修道院の建物群には、カロリング期の修道院教会、聖十字架教会、プランタ家の女子修道院長の居住塔、かつての司教館などが含まれる。敷地内には二つの長方形の中庭があり、西側の中庭を回廊や入口の塔、農業用の建物が囲んでいる[1]。
教会には8世紀末から9世紀初頭の壁画が残る。1200年頃には東壁と三つの後陣にロマネスク期の壁画が重ねられた。1492年にゴシック様式のヴォールトが設けられると、壁画の上段部分は屋根裏に隔てられた。[2]
保存と研究
[編集]屋根裏の壁画は1894年に美術史家によって再発見された。1908年から1909年にかけて上段の壁画が壁面から取り外され、26点の断片としてスイス国立博物館の収蔵品となった[2]。
現地の建物の保存と管理には、1968年に設立された財団「Pro Kloster Müstair」があたっている。財団は修道女たちや行政機関と協力し、修復や考古学調査、維持管理を進めている[1]。
登録基準
[編集]この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
脚注
[編集]- 1 2 3 4 “Benedictine Convent of St John at Müstair” (英語). UNESCO World Heritage Centre. 2026年9月13日閲覧。
- 1 2 Lombardo, Tiziana; Caroselli, Marta; Martinucci, Camilla; Hildbrand, Erwin; Moretti, Patrizia; Cassitti, Patrick (2024). “Exploring Carolingian and Romanesque cycles: a study of the detached wall paintings from the Church of St. Johann in Müstair” (英語). Heritage Science 12: 347. doi:10.1186/s40494-024-01465-1.
座標: 北緯46度37分47.6秒 東経10度26分54.7秒 / 北緯46.629889度 東経10.448528度