サーソー

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サーソー
Barrulet thurso wiki.jpg
サーソーの位置(ケイスネス内)
サーソー
サーソー
ケイスネスにおけるサーソーの位置
人口8,721人 (2001年国勢調査)
英式座標
ND115685
カウンシル・エリア
レフテナンシー・エリア
構成国スコットランドの旗 スコットランド
イギリスの旗 イギリス
郵便地域Thurso
郵便番号KW14
市外局番01847
警察スコットランド
消防スコットランド
救急医療スコットランド
欧州議会スコットランド
英国議会
スコットランド議会
場所一覧
イギリス
スコットランド
北緯58度35分46秒 西経3度31分16秒 / 北緯58.5961度 西経3.5211度 / 58.5961; -3.5211座標: 北緯58度35分46秒 西経3度31分16秒 / 北緯58.5961度 西経3.5211度 / 58.5961; -3.5211
サーソーの位置
スクラブスター港

サーソー (英語: Thurso, スコットランド語: Thursa[1], スコットランド・ゲール語: Inbhir Theòrsa)[2] は、スコットランドハイランド州北岸の町。歴史的には、ケイスネスの2つあったバラ(Burgh)のうちの一つであった。人口8,721人(2001年調査)。名前は、古ノルド語で『牛の飲料水』を意味する言葉から発祥した。

地理[編集]

サーソーはイギリス本土で最北端の町である。最も近い町は34キロ東のウィックで、州都インヴァネスは南177キロにある。サーソー駅英語版イギリス鉄道の最も北の駅で、ウィック駅英語版インヴァネス駅英語版とつながっている。サーソーは、アラスカ州の州都ジュノーノルウェーの港湾都市スタヴァンゲルよりも北に位置する。

サーソー川が町を流れ、ペントランド湾内の小さなサーソー湾へ注ぐ。川の三角州は小さな港である。この港は、良港と砂浜をもち、ペントランド湾からホイ島オークニー諸島)をのぞむ。

ノース・ハイランド大学英語版のような、ハイランド州の公の建物が町にある。また、町西側にドーンレイ原子力発電所があり、ケイスネス内で高い雇用率を誇る。

歴史[編集]

町はノース人支配下のオークニー諸島から支配され、それが完全に終わったのは1266年であった。町はノース人の重要な港として生まれ、後世も北欧との交易港として19世紀まで続いた。セント・ピーターズ旧教会が建てられたのは、ケイスネス司教ギルバート・マレー(1245年死去)の時代といわれる。町の多くが19世紀に計画され、20世紀半ばに町から14キロほど西にドゥーンリー原子力発電所ができて拡大された。10年ほどの間に人口は3000人前後から9000人近くまで増えた。原発は、イギリス中から技術者の移動をもたらした。

連合王国の爵位として、サーソー子爵の称号をシンクレア家が代々世襲している。

スクラブスター港[編集]

スクラブスター港は、町から2キロ西にいったサーソー川三角州に位置する。港内の水深は深い。オークニー諸島のストロムネスからのフェリーが到着する。2007年6月から、夏期に週1便、フェロー諸島シェトランド諸島アイスランドデンマークノルウェーへの便がスクラブスター港で始まった。運航はフェロー諸島の会社が行っている。

スポーツ[編集]

この数年の間に、サーフィンが地元の若者たちの間の大きな娯楽となっている。ペントランド湾からうねる波の大きさは、ハワイの波と比較されるほどである。ヨーロッパ・サーフ選手権がケイスネスで開催された際、サーソー東部は開催地として注目された。

姉妹都市[編集]

サーソー出身の人物[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]