サブスタンス作戦

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サブスタンス作戦(Operation Substance)は、第二次世界大戦中の1941年7月におこなわれたイギリス軍によるジブラルタルからマルタへの船団護衛作戦。

MC4作戦以降シチリア島のドイツ空軍の存在によりマルタへの補給は東の地中海艦隊に任されていたが、ドイツ軍のギリシャ、クレタ島占領と北アフリカでの進撃によって東側での脅威が増し西から補給船団が送られることになった。

H部隊航空母艦アーク・ロイヤル巡洋戦艦レナウン軽巡洋艦ハーマイオニー駆逐艦8隻に加え、本国艦隊から送られてきた戦艦ネルソン、軽巡洋艦エディンバラマンチェスターアリシューザ、高速機雷敷設艦マンクスマン、駆逐艦8隻が船団の護衛として参加した。

7月21日に兵員輸送船Leinsterがジブラルタル沖で座礁して作戦参加不可能となり、貨物船6隻がマルタへ向かっている。

7月22日、巡洋戦艦レナウンと駆逐艦ネスターイタリア海軍潜水艦ディアスプロ (Diaspro) に雷撃されるが、魚雷はすべて外れた。ネスターは爆雷攻撃をおこなったがディアスプロを見失った。

7月23日、サルデーニャ島南方でイタリア空軍SM.79雷撃機Z.1007爆撃機の攻撃を受けた。軽巡洋艦マンチェスターと駆逐艦フィアレスに魚雷が1本ずつ命中して共に大破し、フィアレスは処分された。マンチェスターは駆逐艦エイヴォン・ヴェイルに伴われてジブラルタルへ引き返した。

7月23日夕方、船団はスケルキ海峡入り口に達した。空母アーク・ロイヤルなどは引き返し、護衛は軽巡洋艦エディンバラ、アリシューザ、ハーマイオニー、高速機雷敷設艦マンクスマン、駆逐艦10隻となった。この後もイタリア軍機による攻撃は続き、駆逐艦ファイアドレイクが至近弾で損傷して駆逐艦エリッジに曳航されてジブラルタルへ後退した。

7月24日未明、パンテッレリーア島付近でイタリアの魚雷艇が船団を攻撃し、貨物船シドニー・スター (Sydney Star) が被雷した。駆逐艦ネスターがシドニー・スターの護衛につき、軽巡洋艦ハーマイオニーも護衛に派遣された。この日も空襲があったが被害は出ず、船団と護衛はすべてマルタに到着した。

作戦参加出来なかったLeinsterにより運ばれる予定であった人員、装備は後日別の作戦(スタイル作戦)で運ばれた。