サクサク (食品)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
樹皮の上に沈殿したサクサクを集める(東セピック州
サクサクを焼いたパンケーキ(西セピック州

サクサク(セピク語 saksak)はパプアニューギニアの低地地方[1](セピック地方など[2])で主食とされるサゴヤシ澱粉。サゴヤシの幹を砕いて水で分離採取し、干して保存する。食べる際には、水に溶いて、状にして蒸し焼きにするか、薄焼きにして、もしくは素材として別の食材とあわせて調理して食される。

概要[編集]

サゴヤシを切り倒し、樹皮をきれいに剥いで、つるはし状の器具で叩いて徐々に細かく砕き、水と混ぜ合わせて繊維質の部分を除き、樹皮でつくったの上で澱粉を沈殿分離させて得る。

インドネシア語ではサグ(sagu)と称し、英語はこれに由来してsago starchと称するが、インドネシアでも同様の方法、あるいは機械化された方法で澱粉が製造されている。タイル状に干して売られることもあり、また粒状のサゴパールに加工されたりする。

日本人にとっては、独特の臭みがあり、「食べにくい」食材という評価もある[3]一方、そのままでなく他の食材と調理することで「おいしく」頂ける、という評価もある[4]。 純粋な澱粉には風味はないため、水洗いの回数を増やすと臭みは減る。日本人の評価はともかく、現地では一般的で重要な食材である[5]


調理方法[編集]

そのまま焼いたり蒸したりして食する以外に、別の食材とあわせて調理する、以下のような料理がある。

  • ラビア イアラ
お湯の中でバナナペーストと混ぜ合わせ、冷まして固める[6]中央州の料理[7]
  • ナングー
魚などと一緒に煮る。セピック地方の料理[7]
  • パペダ
インドネシアパプア州で食べられる状の料理。

その他[編集]

第二次世界大戦当時、連合軍の包囲により孤立した旧日本軍の兵士は、補給を絶たれたものの、この食材で持ちこたえたという話が伝わっている[3]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 一方高地ではタロイモが主食になる。文化財講座 体験講座「食探検・サクサクとタロイモ料理」”. 京都府立丹後郷土資料館 (2008年). 2013年2月22日閲覧。
  2. ^ 『パプア・ニューギニアの食べ物』の節。概要・トラベル情報”. 国際機関太平洋諸島センター. 2013年2月22日閲覧。
  3. ^ a b サクサク(サゴ椰子澱粉)”. 栃木県護国神社 (2006年). 2013年2月22日閲覧。
  4. ^ ヌク旅行記”. 独立行政法人国際協力機構. 2013年2月22日閲覧。
  5. ^ 現地へいったら食すべき食材であるかのように紹介されている。セピック川旅行記”. 独立行政法人国際協力機構 (2006年). 2013年2月22日閲覧。 “芋虫スープはおろかサクサクを試食する機会さえ与えられない”
  6. ^ パプアニューギニア ポートモレスビーの朝ごはん(世界の朝ごはん)”. 毎日放送 (2011年). 2013年2月22日閲覧。
  7. ^ a b パプアニューギニア トラベルガイド”. PNGジャパン. 2013年2月22日閲覧。

関連項目[編集]