コースター (食器)
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コースター(coaster)は、飲み物を飲む時にコップなど食器の下に敷く食器の総称。コップ受けのこと。 グラス・マットとも呼ばれることがある[1]。
概要
本来の使用目的は、冷たい飲み物を入れたコップなどに結露した水が流れて机が濡れるのを防いだり、熱が伝わるのを防ぐためである。素材は、紙、木材、布など様々だが、日本の喫茶店などで供されるものはコルク製か紙製のものが多く、紙製の場合はその店舗の名前や電話番号などを印刷して、宣伝効果を図るものもある。
コーヒーなどに使用するカップの受け皿をコースターと取り違える向きも見受けられるが、これはソーサーと呼ばれ、一般的にはコースターとは区別される。類似した物に、煎茶などに用いる茶碗をのせる受け皿の茶托がある。
またカクテルを出す場合に使用するコースターは、基本的にロングドリンクを供する時に、グラスの下に敷く[2]。 素材は吸水性に優れたものが良く、金属製、ガラス製、陶製のものはふさわしくないとされる[3]。
その他
書き込みに失敗した光ディスクに対し、その形状から「コースター」と呼ぶスラングが存在する。(ディスクとして使い物にならず、もはや食器の下に敷いて使うコースター代わりぐらいにしかならない、との意。)
脚注
- ^ オキ・シロー 『カクテル・コレクション』 p.208 ナツメ社 1990年3月24日発行 ISBN 4-8163-0857-1
- ^ 岡 純一郎 監修 『カクテルベスト100』 p.213 西東社 1991年7月30日発行 ISBN 4-7916-0927-1
- ^ 今井 清 『たのしむカクテル』 p.55 梧桐書院 1988年1月改訂版 ISBN 4-340-01204-1