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コンドロミセス属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コンドロマイセス属
分類
ドメイン : 真正細菌 Bacteria
: プロテオバクテリア門
Proteobacteria
: δプロテオバクテリア綱
Delta Proteobacteria
: ミクソコッカス目
Myxococcales
: ポリアンギウム科
Polyangiaceae
: コンドロマイセス属
Chondromyces
学名
Chondromyces
Berkeley & Curtis 1875
下位分類(種)
  • C.アピクラツス
  • C.クロカツス
  • C.ペヂクラツス

コンドロマイセス属グラム陰性の非芽胞形成好気性桿菌。滑走による運動を行う。ポリアンギウム科に属し、基準種はコンドロマイセス・クロカツスである。名称は軟骨様のきのこを意味する。GC比は69から70。

土壌に存在して粘液を出しながら運動する粘液細菌の一つ。集団で行動し、後続の菌は先行する菌の出した粘液を追跡する。腐った植物などを溶かして栄養を得るが、栄養状態が悪くなると集合して粘菌胞子を多く含む小胞子嚢の複数入った橙色の分岐と柄のある子実体を形成する。粘菌胞子は桿状で栄養状態が良いと発芽して栄養細胞となる。

参考文献

[編集]
  • Michael T. Madiganほか著、室伏きみ子、関啓子監訳『Brock微生物学』オーム社、2003年4月。ISBN 9784274024887NCID BA61734511 
  • 発酵研究所監修、大嶋泰治ほか編『IFO微生物学概論』培風館、2010年12月。ISBN 9784563078119NCID BB04312618