グレン・L・マーティン・カンパニー
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1950年のロゴ | |
| 本社所在地 |
カリフォルニア州サンタアナ |
|---|---|
| 設立 | 1917年[1] |
| 特記事項:1961年合併によりマーティン・マリエッタに | |
グレン・L・マーティン・カンパニー(The Glenn L. Martin Company、単にマーティンとも)は、1917年に設立されたアメリカの航空機メーカーである[1]。設立者はグレン・ルーサー・マーティン(Glenn Luther Martin)。
有名な機体は、第二次世界大戦中のB-26 マローダーである。陸軍向けに爆撃機、海軍向けに飛行艇を製造して規模を拡大していったが、B-26以降は自社開発機が陸軍に採用されることはなく、第二次世界大戦の終結に伴いB-29の下請け生産契約も打ち切られてしまう[1]。その後、イギリス製のイングリッシュ・エレクトリック キャンベラ爆撃機をB-57としてライセンス生産していたが[1]、1950年代から1960年代にかけて有人航空機の開発からは撤退してミサイルや宇宙開発関係の分野に軸足を移した。その後1961年にアメリカン・マリエッタと合併してマーティン・マリエッタになる。1995年にはロッキードと合併して、ロッキード・マーティンとなった[1]。
マーティン社は後にそれぞれの会社を設立するドナルド・ウィルス・ダグラス(Donald Wills Douglas)、ローレンス・デイル・ベル(Lawrence Dale Bell)、ジェイムス・スミス・マクダネル(James Smith McDonnell)らの技術者が属していた。
後にボーイングを設立する ウィリアム・エドワード・ボーイング(William Edward Boeing)も飛行機事業にのりだすのにマーティン社の飛行機を購入することからはじめている。
製品
[編集]- 117 / 122 PM
- 119 / 120 XP2M / P3M
- 123 / 139 B-10/B-12/XB-13/XB-14/O-15/O-45
- 130
- 1号機 チャイナ・クリッパー
- 145 XB-16
- 146
- 156
- 162 PBM マリナー
- 167 XA-22 / メリーランド
- 170 JRM マーズ
- 179 B-26 / JM マローダー
- 182 XB-27
- 187 A-30 バルティモア
- B-29 スーパーフォートレス(ライセンス生産)
- 190 XB-33 スーパーマローダー
- YB-35A
- 210 BTM / AM モーラー
- 219 P4M マーケイター
- 223 XB-48
- 234 XA-45 / XB-51
- 237 P5M / P-5 マーリン
- 272 B-57 キャンベラ(ライセンス生産)
- 275 P6M シーマスター
- 313 XP5M-3 / XP7M サブマスター
- 316 XB-68
- T
- S
- N2M
- MB
- NBS-1
- XNBL-2
- T3M
- T4M
- XLB-4
- XT6M
- BM
- 146
- XP2M
- PBB-1
- マーティン333 - 直列4気筒ピストンエンジン
脚注
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 野原茂『アメリカ陸軍機事典1908-1945』イカロス出版、2024年9月15日。ISBN 978-4802214896。