グルテンフリー・ダイエット

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グルテンフリー・ダイエット(Gluten-free diet)は[注 1]小麦をはじめとした穀物タンパク質の主成分であるグルテンを除去した食事のこと。もともとグルテン除去食は、セリアック病小麦アレルギー食物アレルギー[1]、小麦の消化や代謝不良等(グルテン関連障害)を改善するための食事療法の中で取り入れられてきた。

社会動向[編集]

2010年代以降、原因不明の体調不良に苦しむプロスポーツ選手やアメリカ合衆国のセレブリティの間で効果があるものとして注目され流行した。このことから、アメリカのスーパーマーケットの棚にはグルテンフリー・ダイエット向けと表記する食品も見られるようになったほか、レストランでもメニュー構成に取り入れる店も現れた[2]

2017年7月8日、ローマ教皇庁は、カトリック教会聖体拝領で使用する無発酵のパンが、インターネットやスーパーマーケットで販売されている現状を踏まえ、所要の成分等に関する指針を発表。その中で、グルテンフリーのパンは認めない方針を打ち出した[3]

影響[編集]

結局グルテンが含まれる食品を除去することであり、米などの他の炭水化物に置き換えない限り、炭水化物の摂取量を減らすことになる。

研究ではセリアック病でない人のグルテンの消費量と心臓疾患のリスクは関係していなかったが、全粒粉の消費を避けることになり心疾患のリスクに影響しうるため推奨はできない[4]

試みた主なスポーツ選手[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ここでいうダイエットとは日本で使われている減量・体重減少と言う意味ではなく、英語本来の意味にある(疾患・体重調節のための)食事療法・食事制限もしくは食事と言う意味である。

出典[編集]

  1. ^ 柴田瑠美子、食物アレルギーの歴史,定義,分類(第1回 食物アレルギー,専門医のためのアレルギー学講座) アレルギー Vol.56 (2007) No.1 p.4-9, doi:10.15036/arerugi.56.4_1
  2. ^ グルテンフリーダイエットって何? All About (2013年05月31日)2017年7月14日閲覧[出典無効]
  3. ^ 聖体拝領のパン、GM原料は可 グルテンフリーは不可 バチカン AFP(2017年7月9日)2017年7月14日閲覧
  4. ^ Long term gluten consumption in adults without celiac disease and risk of coronary heart disease: prospective cohort study., BMJ 2017; 357, doi:10.1136/bmj.j1892
  5. ^ 男子プロテニスのジョコビッチ選手、食生活を著書で公開 WSJ(2013年8月1日)2017年7月14日閲覧