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クロサワウラオビフタオシジミ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クロサワウラオビフタオシジミ
クロサワウラオビフタオシジミのオス(上)とメス(下)
クロサワウラオビフタオシジミのオス(上)とメス(下)
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目Lepidoptera
: シジミチョウ科Lycaenidae
: ウラオビフタオシジミ属 Dacalana
: クロサワウラオビフタオシジミ

Dacalana kurosawai

学名
Dacalana kurosawai
H. Hayashi 1976
和名
クロサワウラオビフタオシジミ

クロサワウラオビフタオシジミDacalana kurosawai)は、チョウ目(鱗翅目)アゲハチョウ上科シジミチョウ科に分類されるチョウの一種。フィリピン固有種。ウラオビフタオシジミ属はボルネオ特産種の D. lowii を除き、裏面に中央白線が走っている。インド北部からスンダランドスラウェシ、フィリピンに約20種が知られていて、特にフィリピンで繁栄している。

分布

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パラワン島カラミアン島で見られる。

形態

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前翅長は約17-19mm。本属はオス、メスを通じて非常に酷似した種が多く、またメスが未発見の種があって同定にてこずるグループであるが、オス交尾器の相違とともに、よく観察すると翅表翅裏は種によって差異があるので、オスの場合は比較的区別がつく。

生態

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5月から6月にかけて採集されているが、年に何回発生しているのかははっきりしない。


種名の語源:国立科学博物館、元動物研究部長 黒沢良彦博士に因む。

参考文献

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  • Hayashi, Hisakazu, 1976: NEW SUBSPECIES OF LYCAENIDAE FROM PALAWAN. Tyo-to-Ga. 27(1): 19-24. [1]
  • Treadaway, Colin G., 1995: Checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptera: Rhopalocera). Nachr. entomol. Ver. Apollo, Suppl. 14: 7-118.
  • Schroeder, Heinz, Treadaway, Colin G. & Nuyda Justin,1999: Zur Kenntnis philippinischer Lycaenidae, 11. Entomol. Z.. 109(4): 152-154.
  • Takanami, Y. & Seki, Y., 2001. A synonymic list of Lycaenidae from the Philippines. Edn. 12 - ウェイバックマシン(1998年12月5日アーカイブ分).
  • Treadaway, Colin G. & Schrőder, Heinz G., 2012: Revised checklist of the butterflies of the Philippine Islands (Lepidoptera: Rhopalocera). Nachr. entomol. Ver. Apollo, Suppl. 20: 1-64.