クリフハンガー (バンド)

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クリフハンガー
Cliffhanger
クリフハンガー(2012年)
基本情報
出身地 オランダの旗 オランダ ティルブルフ
ジャンル プログレッシブ・ロックサイケデリック・ロックアート・ロック
活動期間 1993年 - 2001年2004年2011年 - 2013年
レーベル SI-Music、ムゼア、Labrad'or、Freia Music
公式サイト www.cliffhanger.aud-io-port.nl
旧メンバー ハンス・ブーンク
ハイス・クープマン
ディック・ハイブー
リニー・ハウファン

クリフハンガーCliffhanger)は、オランダのプログレッシブ・ロック・バンドである。

略歴[編集]

バンドは1993年にキーボード奏者のディック・ハイブーによって結成された。バンドは最初から、ジェネシスイエスキング・クリムゾンヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターエマーソン・レイク・アンド・パーマーといったオールド・スクールの伝統に基づく音楽を演奏することに決めていた。また、重要だったのは、モーグ・タウラス・ベースペダル、ハモンドオルガンモーグ・シンセサイザーリッケンバッカーのベースといった「ビンテージ楽器」の使用であった。

1995年に彼らのデビュー・アルバム『コールド・スティール』が光を放ち、1年後、よりコンセプトのある内容へと接近した2枚目のアルバム『Not to be or Not to be』が続いた。3枚目のアルバム『Mirror Site』の後、バンドは1年半にわたって分裂することとなった。その間、前作に未収録だった曲のライブ・レコーディングを収録した『Hope and Despair』がリリースされた。

1999年にバンドが再結成された。翌年、最後のアルバム『Circle』をリリース。しかし、音楽性の違いのため、バンドは再び分裂することとなった。ディック・ハイブーは、新人のマーク・ヴァーミュール (Mark Vermeule)を加えたクリフハンガーの全メンバーと「Novox」と呼ばれるソロ・プロジェクトを進めることにし、2004年に『Novox』というアルバムがリリースされた。ベーシストのハイス・クープマンと、ギタリスト/ボーカリストのリニー・ハウファンは、後にナイト・エリアに参加した[1]

2011年、創設メンバーのディック・ハイブーは、1993年から2001年までのすべてのデモ、さまざまなライブ・コンサート、アウトテイクを収録したオーディオDVD『Dug Out Alive』に取り組んだ。

2013年に、彼らのデビュー・アルバム『コールド・スティール』が、オランダのレーベル「Freia Music」からボーナストラックとともに再発された。

メンバー[編集]

  • リニー・ハウファン (Rinie Huigen) - ボーカル、ギター
  • ディック・ハイブー (Dick Heijboer) - キーボード
  • ハイス・クープマン (Gijs Koopman) - ベース、モーグ・タウラス・ベースペダル
  • ハンス・ブーンク (Hans Boonk) - ドラム

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • 『コールド・スティール』 - Cold Steel (1995年、SI Music)
  • Not to be or Not to be (1996年、Musea)
  • Mirror Site (1997年、Musea)
  • Circle (2000年、Musea)
  • Novox (2004年、Musea) ※Novox名義

ライブ・アルバム[編集]

  • Hope and Despair (1998年、LaBraD'or)

参加オムニバス・アルバム[編集]

  • The Reading room (2000年、LaBraD'or) ※「Getting The Picture」を収録

オーディオDVD[編集]

  • Dug Out Alive 1993–2001 (2011年、Independent)

脚注[編集]

外部リンク[編集]