キラーアプリケーション
表示
キラーアプリケーション(英: killer application)、キラーアプリ(英: killer app)とは、そのアプリケーションが動く特定のシステムを購入しようと思わせるようなアプリケーションソフトウェアを指す、コンピュータ関連業界のジャーゴン(俗語、隠語)である[1]。
概要
[編集]ユーザ側から見ると、新しいシステムを購入することはスイッチング・コストと呼ばれる負荷がかかり、これは新しいシステムの普及を妨げる大きな要因となる。キラーアプリケーションはその状況を変えるような、新システム購入の負担が大したことはないと思わせるくらいの魅力を感じさせるアプリケーションソフトであり、システムメーカー側の視点で言えばそのシステムの販売台数と売上金額を増やすのに貢献してくれるアプリケーションソフトのことである。
具体例
[編集]- Apple IIにおける、VisiCalc
- 初代IBM PCにおける、Lotus 1-2-3
- Macintosh 512K、Macintosh Plus、Macintosh SE、Macintosh IIにおける、Excel(1985年9月から1987年9月まで。10月にWindows向けがリリースされた)
- 1990年代前半までのMacintoshにおける、DTPソフトのAldus PageMakerもしくはQuarkXPress、およびAldus FreeHandもしくはAdobe IllustratorとPhotoshop(DTPに必要なソフトウェア群の一組)
- もともとWYSIWYGのDTPソフトはMacintosh向けにしか存在しなかった。Aldus PageMakerは初のWYSIWYG・DTPソフトでありMacintosh向けに発売され、販売台数増大に貢献した。続くQuarkXPressも1987年にMacintosh用に発売された。当時Windows向けはなく、Macintoshのキラーアプリケーションだった。QuarkXPressがWindowsに一応移植されたのはWindows 3.1向け(1992年)だったが、これはMacintosh向けと比べてカラー機能の不備、正確なWYSIWYGになっていないなどいくつも不具合があり、「DTPをするならMacintosh 一択」の状況が続いた。
- (1990年代の日本)Microsoft Windows 95パソコンにおける一太郎かな漢字変換システム
ゲーム
[編集]起源は不明だが、日本では家庭用ゲーム機上で動くゲームソフトに関しては「キラーソフト」と和製英語で呼ばれている。具体例や一覧は、別記事「キラーソフト」に掲載している。
→詳細は「キラーソフト」を参照
その他
[編集]「キラーコンテンツ」という用語は「この語からの派生と思われ、より一般的にコンピュータソフトウェア以外の作品なども指す[要出典]」
脚注
[編集]- ↑ “TechTarget, WhatIs.com, killer app”. TechTarget. 2022年8月30日閲覧。