キツネザル属

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キツネザル属
マングースキツネザル
マングースキツネザル Eulemur mongoz
保全状況評価
ワシントン条約附属書I)
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 霊長目 Primates
: キツネザル科 Lemuridae
: キツネザル属 Eulemur
学名
Eulemur Simons & Rumpler, 1988[1][2][3]
タイプ種
Eulemur mongoz (Linnaeus, 1766)[2]
和名
キツネザル属[4]

キツネザル属(キツネザルぞく、Eulemur)は、哺乳綱霊長目キツネザル科に分類される属。別名チャイロキツネザル属[1]

形態[編集]

体重1.2 - 2.5キログラムと、キツネザル科内では中型[3]。ブラウンキツネザル類を除いて、性的二型がある[3]

分類[編集]

以前はワオキツネザルを模式種としたLemur属に、本属の構成種も含まれていた(旧キツネザル属)[5]。一方でワオキツネザルは形態や染色体がジェントルキツネザル属に類似し、体色に性的二型のある旧キツネザル属の他種とは近縁ではないとする説もあった[5]。1988年にワオキツネザル以外の種を、本属へ分割する説が提唱された[5]

2001年にブラウンキツネザルの亜種を独立種とする説が提唱された[3]。2008年にシロキツネザルE. albocollarisを、シロエリキツネザルE. cinereicepsのシノニムとする説が提唱された[3]。同年にクロキツネザルの亜種間の遺伝的距離がブラウンキツネザルの亜種とされていた種群の遺伝的距離に匹敵するとして、クロキツネザルの亜種E. m. flavifronsとされていたアオメクロキツネザルE. flavifronsを独立種とする説が提唱された[3]

以下の分類・英名は、Mittermeier et al.,(2008)に従う[3]。和名は、日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ(2018)に従う[4]

出典[編集]

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  1. ^ a b 相見滿・小山直樹 「キツネザル類はどのように分類されてきたか」『霊長類研究』第22巻 2号、日本霊長類学会、2006年、97-116頁。
  2. ^ a b Colin P. Groves, "Order Primates,". Mammal Species of the World, (3rd ed.), Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 111-184.
  3. ^ a b c d e f g Russell A. Mittermeier, Jörg U. Ganzhorn, William R. Konstant, Kenneth Glander, Ian Tattersal, Colin P. Groves, Anthony B. Rylands, Andreas Hapke, Jonah Ratsimbazafy, Mireya I. Mayor, Edward E. Louis Jr., Yves Rumpler, Christoph Schwitzer, Rodin M. Rasoloarison, "Lemur Diversity in Madagascar," nternational Journal of Primatology, Volume 29, Issue 6, 2008, Pages 1607-1656.
  4. ^ a b 日本モンキーセンター霊長類和名編纂ワーキンググループ 「日本モンキーセンター 霊長類和名リスト 2018年11月版」(公開日2018年12月16日・2020年7月17日閲覧)
  5. ^ a b c 岩本光雄 「サルの分類名(その8:原猿)」『霊長類研究』第5巻 2号、日本霊長類学会、1989年、129-141頁。

関連項目[編集]