カロンガ
ナビゲーションに移動
検索に移動
カロンガ(Karonga)は、マラウイ北部州にある県であり、中心となる都市もカロンガ(Karonga Town)である。本稿では県と都市の双方について説明する。
カロンガ県[編集]
この県は3355km²の面積と19万4572人の人口を擁する。この県は西側をチティパ県と、南側をルンピ県と、東側をマラウイ湖と接しており、北側はタンザニアとの国境となっている。県内にはンコンデ族が多いほか、県内南部に多く住むヘンガ族、タンザニアからの移民であるニャキュウサ族などが暮らしている。また、県内にはデイヴィッド・リヴィングストンの名にちなんだリビングストニアの町がある。
数年前にウラニウムの鉱脈が発見されて以降、以前の砂利道はターマックで舗装され、この地域は大規模に発展しつつある。
なお、マラウイ湖沿いには多くのホテルやゲストハウスがあるが、この地域ではビルハルツ住血吸虫が蔓延しているため、観光客の水泳はあまり推奨されない。
カロンガ (都市)[編集]
マラウイ北部の町で、約2万8千人の人口を擁する(1998年)。タンザニア・ザンビア国境に近く、国境まではそれぞれ約30キロメートル、100キロメートルである。
19世紀後半まで奴隷貿易が行われた。アラブ系商人のムロジがこの地域で積極的に奴隷貿易を行っていたが、イギリスとの幾度かの戦闘を経て捕らえられ、1895年に処刑された。イギリスの植民地化におかれ、第一次世界大戦ではイギリス軍とドイツ軍(現在のタンザニアがドイツの植民地だった)の戦闘が行われた。1964年に独立するとマラウイに属した。1990年代にタンザニアとマラウイを結ぶ道路が整備されたことが、町の経済発展に寄与している。
外部リンク[編集]
- カロンガ博物館(英語、写真や周辺地域の説明など)
参考文献[編集]
- 栗田和明『マラウィを知るための45章』明石書店、2004年
|