カミラ・ジョルジ

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カミラ・ジョルジ
Camila Giorgi
カミラ・ジョルジ
基本情報
国籍 イタリアの旗 イタリア
出身地 同・マチェラータ
生年月日 (1991-12-30) 1991年12月30日(32歳)
身長 168cm
体重 54kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2006年
ツアー通算 3勝
シングルス 3勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 6,380,045 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2015・19・20)
全仏 4回戦(2022)
全英 ベスト8(2018)
全米 4回戦(2013)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 1回戦(2013)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 26位(2018年10月22日)
2020年3月20日現在

カミラ・ジョルジCamila Giorgi , 1991年12月30日 - )は、イタリアマチェラータ出身の女子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス26位。これまでにWTAツアーでシングルス3勝を挙げている。身長168cm、体重54kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

来歴[編集]

アルゼンチン出身の両親のもとにイタリアのマチェラータで生まれ、5歳でテニスを始めた。2006年にプロに転向。

4大大会では2011年ウィンブルドン選手権で予選を勝ち上がり初出場。第32シードのツベタナ・ピロンコバに 2–6, 1–6 で敗れた。翌年の2012年ウィンブルドン選手権では1回戦で第16シードのフラビア・ペンネッタ、3回戦で第20シードのナディア・ペトロワを破る殊勲を挙げ4回戦に進出した。4回戦では第3シードのアグニエシュカ・ラドワンスカに 2–6, 3–6 で敗れた。2013年全米オープンでも3回戦で第6シードのキャロライン・ウォズニアッキを 4–6, 6–4, 6–3 で破り4回戦に進出している。

2015年6月のスヘルトーヘンボス大会の決勝でベリンダ・ベンチッチを 7–5, 6–3 で破りWTAツアー初優勝を果たした。2015年7月27日付のランキングで自己最高のシングルス30位を記録した。

しかし2016年にイタリアテニス連盟との対立が表面化した。フェドカップの代表辞退を発表[1]2016年リオデジャネイロオリンピックも出場しなかった。2017年1月イタリアテニス連盟はジョルジに9ヵ月のフェドカップ出場停止処分を行った[2]

2018年ウィンブルドンでは4回戦でエカテリーナ・マカロワを 6-3, 6-4 で破り4大大会自己最高のベスト8に進出した。準々決勝ではセリーナ・ウィリアムズに 6-3, 3-6, 4-6 で敗れた。2018年10月22日付のランキングで自己最高の26位を記録している。

WTAツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 9回 (3勝6敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (1–0)
プレミア5 (0-0)
WTAエリート・トロフィー (0-0)
プレミア (0–0)
インターナショナル (2–6)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2014年4月13日 ポーランドの旗 カトヴィツェ ハード (室内) フランスの旗 アリーゼ・コルネ 6–7(3), 7–5, 5–7
準優勝 2. 2014年10月12日 オーストリアの旗 リンツ ハード (室内) チェコの旗 カロリナ・プリスコバ 7–6(4), 3–6, 6–7(4)
準優勝 3. 2015年4月12日 ポーランドの旗 カトヴィツェ ハード (室内) スロバキアの旗 アンナ・カロリナ・シュミエドロバ 4–6, 3–6
優勝 1. 2015年6月14日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス スイスの旗 ベリンダ・ベンチッチ 7–5, 6–3
準優勝 4. 2016年4月10日 ポーランドの旗 カトヴィツェ ハード (室内) スロバキアの旗 ドミニカ・チブルコバ 4–6, 0–6
優勝 2. 2018年10月14日 オーストリアの旗 リンツ ハード (室内) ロシアの旗 エカテリーナ・アレクサンドロワ 6–3, 6–1
準優勝 5. 2019年8月4日 アメリカ合衆国の旗 ワシントンD.C. ハード アメリカ合衆国の旗 ジェシカ・ペグラ 2–6, 2–6
準優勝 6. 2019年8月24日 アメリカ合衆国の旗 ニューヨーク ハード ポーランドの旗 マグダ・リネッテ 7–5, 5–7, 4–6
優勝 3. 2021年8月15日 カナダの旗 トロント ハード チェコの旗 カロリナ・プリスコバ 6-3, 7–5

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 通算成績
全豪オープン A A A 1R 2R 3R 1R 1R 2R 3R 3R 8–8
全仏オープン A A LQ 1R 2R 2R 2R 1R 3R A 5–6
ウィンブルドン A 1R 4R 3R 2R 3R 1R 3R QF 1R 14–9
全米オープン LQ LQ 1R 4R 1R 2R 1R 1R 2R 1R 5–8

脚注[編集]

外部リンク[編集]