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オリンピックメダル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
表彰台でメダルを噛むソフラブ・モラディ(夏季リオ2016年大会[1]
2020東京オリンピック金メダル

オリンピックメダル(Olympic medal)は、近代オリンピックにおいて各競技の3位までに贈呈される、首からかけるためのリボン(紐)が付いたメダル金メダル銀メダル銅メダル)。ただし、近代オリンピック最初の1896年アテネオリンピックの優勝メダルは銀製であり、金、銀、銅のメダルを順位ごとに授与するようになったのは1900年パリオリンピックからである[2]

国際オリンピック委員会(IOC)によって、大きさ、厚さ、重さなどの範囲が規定されている[3][4]

メダル授与式

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「メダルセレモニー」や「ビクトリーセレモニー」などと呼ばれる[5]

冬季五輪では、オリンピックメダルプラザにて、原則(夜遅い場合・遠隔地・大会最終盤[6]などを除く)メダル授与するように定めている。それより前に、各競技会場にて「ベニューセレモニー」や「フラワーセレモニー」などと呼ばれる、1 - 3位選手へオリンピックマスコット人形などのみを受け渡す式典をすることもある[7]。IOC関係者によると、この分離方式は、1988年カルガリー五輪からの正式導入だという[5]。夏季五輪に比べて、実施競技数が少なめで集約しやすい長所[5]、逆に屋外競技では悪天候の場合もあり得る短所が[8]、理由とされる。

予備メダル

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大会後のメダル剥奪による繰上げに関しては、IOCから当該選手に予備メダルが送られた例もある[9]

故意でないメダル破損(錆・黒ずみ等は別[10])に関して、IOCが新品交換した例もある[11][12]

デザインとモチーフ

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デザインについては、組織委員会自身が行う(夏季リオ2016年大会)、プロのデザイナーを対象としたコンペティション実施(夏季ロンドン2012年大会)などがある[13]

夏季オリンピックでは表面にはニーケーギリシア神話に登場する「勝利の女神」)を描いたデザインが多く、アムステルダムで行われた1928年大会以降は表面にニーケーを描くデザインが伝統になっている[2][3]。ニケのデザインは2004年アテネオリンピックでオリンピック生誕の地に戻ったことを記念してデザイン変更された。

冬季オリンピックではデザイン・物質の制約はなくドーナツ状のトリノオリンピック、漆を使った長野オリンピックなど個性的なデザインとなっている。

各大会のデザイン

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脚注

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  1. ^ オリンピックでメダルを噛んだ最初の日本人は誰!? - エキサイトニュース(1/2)、2017年1月5日
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p オリンピック歴代メダル デザインの変遷 東京都、2021年7月31日閲覧。
  3. ^ a b 五輪メダルのデザイン こんなに細かいIOCの規定 - 日本経済新聞 朝刊、2016年8月12日
  4. ^ オリンピック・パラリンピックメダルの豆知識 - 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
  5. ^ a b c 読売新聞、2018年2月20日 朝刊20面 「Q メダル授与 なぜ翌日以降」式場への移動時間 考慮
  6. ^ <五輪スケート>競技直後にメダル授与式 マススタート - 毎日新聞、2018年2月25日(アーカイブ
  7. ^ 平昌オリンピックのメダルセレモニーを体験してきました! – JTBスポーツブログ YELL、2018年2月20日
  8. ^ <平昌五輪>メダル授与式、なぜ別会場で? - 毎日新聞、2018年2月19日(アーカイブ
  9. ^ ジャマイカ薬物リレー問題 日本3連続メダルも? - 日刊スポーツ、2017年1月27日
  10. ^ リオ五輪のメダル、返還相次ぐ さびなど130個超 - 朝日新聞、2017年5月20日
  11. ^ ブラジル柔道選手が銅メダル落として欠ける、代替品授与へ - ロイター、2012年7月31日
  12. ^ 2度メダルを“獲得”した湯元の幸運 - 東京スポーツ、2012年11月23日
  13. ^ 東京2020大会メダル 入賞メダルデザインコンペティション 応募に関するFAQ - 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

関連項目

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外部リンク

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