オゴノリ

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オゴノリ
オゴノリ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: アーケプラスチダ Archaeplastida
: 紅色植物門 Rhodophyta
: 紅藻綱 Rhodophyceae
: オゴノリ目 Gracilariales
: オゴノリ科 Gracilariaceae
: オゴノリ属 Gracilaria
: オゴノリ G. vermiculophylla
学名
Gracilaria vermiculophylla (Ohmi) Papenfuss[1]
シノニム

Gracilaria asiatica, Gracilaria confervoides auct. japon., Gracilaria verrucosa auct. japon., Gracilariopsis vermiculophylla(オゴモドキ)[1]

和名
オゴノリ
英名
Ogonori, ogo

オゴノリ学名Gracilaria vermiculophylla)は、紅藻の1種で、潮間帯付近の岩場に生育する。単にオゴウゴなどとも呼ばれる。食用として、刺身つまなどに用いられるほか、テングサなどとともに寒天の原料とされる。「おきゅうと」などの原料になるエゴノリとは別種。

海から採取したオゴノリや近縁種を食べて食中毒を起こした例が国内外に多数あり、死者も出ている。この原因としては、オゴノリ自体によって作られるプロスタグランジンや、着生したプランクトンに由来する毒素などが考えられているが、いまだ明確ではない。ただ市販品は石灰処理されており、このため毒性は問題にならないのであろうと考えられている。

脚注

関連項目