オカンアート

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オカンアートとは主に中高年の主婦母親おかん)が余暇を利用して創作する自宅装飾用芸術作品の総称である。

概要[編集]

オカンアートの具体例としてはドアノブ飾り、刺繍入り家電カバー、タオル掛け、人形、牛乳パックアート、かみつきへび(指ハブ)など様々。

マスメディアカルチャーセンターなどで紹介される手芸工芸の手法を参考に、紙や端布などの家庭内で生じる廃棄物を利用して素人が制作するため、概して安っぽい見た目である。制作者が飽きるまで作品が増え続けること、室内をもっさりとした脱力系の雰囲気にしてしまうことから、他人からは疎まれることも多い。

オカンアートは主婦の創作活動/作品全般を指すが、自己満足的な創作レベルの作品に対する皮肉として、あるいはそのキッチュさを評価するサブカルチャー的文脈において特に用いられる。この呼び名は文字通り制作者を「おかん」とみなす鑑賞者、すなわち子ないし近親者の視座から与えられており(2003年ごろ電子掲示板2ちゃんねるにおいて娘が母親の作品を紹介したことに端を発して命名された)、愛情や諦念といった鑑賞者側の主観的ニュアンスも強く含まれる。

定義[編集]

オカンアートの定義の一例を挙げる[1]

  1. 基本的に、非常に役に立つとは言い切れないが勢いはある
  2. いらないものの再利用(眠った子を起こす)
  3. 飾る場所に困る。飾るときはビニールに入れたままにしたりする
  4. 部屋のあらゆる場所に侵攻してくる
  5. センスが良いなど気にせず、セメントのズレなんかも気にしない
  6. なのに、暖かみだけは、熱いほどある
  7. 作りすぎて置き場がなくなり、人への配布をスタートする
  8. 置いた瞬間、どんなにおしゃれな部屋ももっさりさせる破壊力大
  9. とぼけた顔にイラッと来るか、なごまされるかはあなた次第
  10. フィーリングで作るキティドラえもんは危険

脚注・出典[編集]

  1. ^ 『おかんアート』より引用。 都築, 響一. “ニッポン国デザイン村 11: おかんアートという時限爆弾”. ART iT. 2011年11月14日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]