ウムタタ

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ウムタタ(Mthatha)は、南アフリカ共和国都市。人口96114人(2011年)[1]東ケープ州に属し、King Sabata Dalindyebo自治体の中心地である。かつてはUmtataという綴りだった[2]

概要[編集]

ウムタタは1876年にウムタタ川のほとりに建設された。周辺はコーサ人の居住地区であり、ウムタタはコーサ人居住地区の中心都市として発展していった。1950年代に白人と黒人の居住地の分離を目指すバントゥースタン政策が始まり、1963年にはコーサ人居住地区のもっとも広い地域がトランスカイホームランドに指定され、ウムタタはその首都となった。

1976年にトランスカイが黒人国家として「独立」するとウムタタも首都となったが、都市の大部分は白人地区となっていた[3]。南アフリカ政府が進めてきた白人にとって利用価値の少ない場所に黒人を押し込めるという、ホームランド本来の目的が見える場所の一つとなっていた。

アパルトヘイトの終了によって1994年にトランスカイが南アフリカに再吸収されるまでその首都だった[4]

ウムタタ周辺からは、オリバー・タンボバントゥー・ホロミサ、そして何よりもネルソン・マンデラといった黒人の政治指導者を輩出してきた。マンデラはウムタタから数キロ南にあるクヌ村の出身である[5]

ウムタタの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 42
(108)
40
(104)
40
(104)
36
(97)
34
(93)
30
(86)
30
(86)
33
(91)
44
(111)
38
(100)
41
(106)
41
(106)
44
(111)
平均最高気温 °C°F 27
(81)
27
(81)
26
(79)
25
(77)
23
(73)
21
(70)
21
(70)
22
(72)
23
(73)
23
(73)
25
(77)
27
(81)
24
(75)
平均最低気温 °C°F 16
(61)
16
(61)
15
(59)
12
(54)
8
(46)
4
(39)
4
(39)
7
(45)
9
(48)
11
(52)
13
(55)
15
(59)
11
(52)
最低気温記録 °C°F 9
(48)
9
(48)
7
(45)
1
(34)
−1
(30)
−3
(27)
−3
(27)
−1
(30)
1
(34)
2
(36)
4
(39)
7
(45)
−3
(27)
降水量 mm (inch) 87
(3.43)
89
(3.5)
83
(3.27)
58
(2.28)
18
(0.71)
11
(0.43)
18
(0.71)
15
(0.59)
35
(1.38)
73
(2.87)
75
(2.95)
88
(3.46)
650
(25.59)
平均降水日数 (≥1mm) 15 14 13 8 5 3 3 5 8 13 13 14 113
出典:South African Weather Service, 1961-1990 [6]

脚注[編集]

  1. ^ http://census2011.adrianfrith.com/place/294040 2015年5月21日閲覧
  2. ^ Jenkins, Elwyn (2007), Falling into place: the story of modern South African place names, David Philip Publishers, p. 75 
  3. ^ 実質は黒人切り捨て 重要地点は話さぬ白人 南アの新国家トランスカイ『朝日新聞』1976年(昭和51年)10月26日朝刊、12版、4面
  4. ^ Constitution of the Republic of Transkei, Chapter 1, 1(2)”. 2015年5月21日閲覧。
  5. ^ Majangaza, Sino (2011年7月15日). “Mandela off home to Qunu”. Sowetan. http://www.sowetanlive.co.za/news/2011/07/15/mandela-off-home-to-qunu 
  6. ^ Climate data: Umtata: standard normal 1961 to 1990”. South African Weather Service. 2010年7月16日閲覧。