ウォマ

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ウォマ
ウォマ
ウォマ Aspidites ramsayi
保全状況評価
LC[1] ワシントン条約附属書II
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
: ニシキヘビ科 Pythonidae
: オオウロコニシキヘビ属
Aspidites
: ウォマ A. ramsayi
学名
Aspidites ramsayi
(Macleay, 1882)
和名
ウォマ
英名
Woma

ウォマ (Aspidites ramsayi) は、ニシキヘビ科ボア科とする説もあり)オオウロコニシキヘビ属に分類されるヘビ

分布[編集]

オーストラリア(中部および北西部、南西部)固有種

形態[編集]

全長150-230cm。最大で全長300cm近くになるとされる。胴体中央部の斜めに列になった背面の鱗の数(体列鱗数)は50-65。総排出口までの腹面にある幅の広い鱗の数(腹板数)は280-315。総排出口から後部の鱗の数(尾下板数)は45-55。

体色は淡黄色で、暗褐色の横縞が入る。頭部は黄褐色で目の上に黒い斑紋が入る。体色には地域により変異がある。

生態[編集]

砂漠や荒地、権木林などに生息する。夜行性で、昼間は他の動物が掘った穴や茂みに隠れて休む。

食性は動物食で爬虫類、鳥類、小型哺乳類などを食べる。

繁殖形態は卵生。1回に4-8個の卵を産む。

人間との関係[編集]

開拓による生息地の減少や、人為的に移入された外来種による食害などにより、生息数は激減している。

ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。オーストラリアでは野生動物の輸出を禁止しているため、過去に輸出されて欧米で飼育下繁殖した個体のみが少数流通する。日本国内でも飼育下繁殖例は増加傾向にあり、流通量も以前に比べると増加している。動物愛護法の改正により、2008年現在は本種を飼育することに対しての法規制はない。

あまり立体的な活動をしないことや蒸れを防ぐため、底面積を重視して脱走されないような頑丈なケージを用意する。床材としてウッドシェイブや砂、メンテナンス性を重視するなら新聞紙などを用いるが、こまめに交換する必要がある。適切な大きさの隠れ家を設置する。やや高温で飼育し、ケージ内の一部に赤外線ヒーターなどの暖房器具で他の場所より温度の高い部分を作る。水入れは湿度が上がることや水入れに浸かることがないことから小さめの物でもよいが、脱皮不全を起こす可能性があるため、注意が必要である。

飼育下ではマウスに餌付くことが多く、人間に対して威嚇や攻撃のために噛みつくことは少ないものの、空腹時や給餌中に餌と間違えて噛みつくことがあるため、注意が必要である。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』、講談社2000年、114、212頁。
  • 冨水明 「Close up01 ウォマ」『ビバリウムガイド』No.20、マリン企画、2003年、81頁。
  • 山田和久『爬虫・両生類ビジュアルガイド ヘビ』、誠文堂新光社2005年、61頁。

脚注[編集]

  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species”. 2018年2月12日閲覧。

外部リンク[編集]