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ウィーン国立歌劇場名誉団員

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ウィーン国立歌劇場名誉団員(ウィーンこくりつかげきじょうめいよだんいん)はウィーン国立歌劇場に功績のあった芸術家を表彰する制度。1869年、前身のウィーン宮廷歌劇場時代に設けられ、現在まで実施されている。

表彰

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ウィーン国立歌劇場名誉団員は、歌劇場総支配人の提案を受け、運営委員会の承認を経て決定される。長年に渡り歌劇場の活動に従事した芸術家、並びに、歌劇場に貢献のあった者が対象となる。

2004年以前は書状のみの贈呈だったが、2004年以降は記念指輪も合わせて贈呈されている。指輪の製造者はウィーン市内のワーグナー宝飾店(ヘルマン・グマイナー・ワーグナー氏)で、表彰者の氏名が刻印される。表面は国立歌劇場の外観を表した彫像が彫られ、裏面は観客席を表現している[1]

2004年以前の表彰者には追贈の形で指輪も贈呈されている。例えば、1995年表彰のヨアン・ホレンダーには、指輪の贈呈が始まった2004年に贈呈された他、1988年表彰のプラシド・ドミンゴとホセ・カレーラスにはそれぞれ2012年と2013年に贈呈されている。2003年表彰のニール・シコフのときは翌年の2004年に贈呈されている。

2016年に表彰を受けたヨハン・ボータのケースでは、病気を理由に公式の贈呈式が延期されたが、その開催前に死去したため、本人の手で書状を受け取ることができなかった[2][3][4]

名誉団員の年代順リスト

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  • 1881年: ヨハン・ネポムック・ベック、グスタフ・ワルター
  • 1882年: ヨーゼフ・フォン・メステルハージー、ペーター・ゾウチェク(ともに合唱団員)
  • 1883年: ルイ・フォン・ビニオ、マリア・ヴィルト(1834–1891、歌手)[5]
  • 1884年: ベルタ・フォン・ディルナー
  • 1886年: マティルデ・ヴェセリー(合唱団員)
  • 1895年: ルイ・フラパール(ルイ・リュオー・フラパール、ルイ・リュオーとも、1832–1921、舞踏家)[6]、カール・マイヤーホーファー
  • 1897年: ゲオルク・ミュラー(1840–1909、テノール歌手)[7]
  • 1903年: ヘルマン・ヴィンケルマン
  • 1907年: トーマス・コシャット
  • 1910年: フリッツ・シュレーター、アウグスト・シュトル(1853–1918、歌手・演出家・作曲家)[8]
  • 1915年: ヨーゼフ・ハスライター
  • 1920年: ラウラ・ヒルガーマン
  • 1923年: マリア・イェリッツァ、エリック・シュメーデス
  • 1925年: マリー・グートハイル・ショーダー
  • 1926年: リヒャルト・マイヤー、アルフレート・ピカヴェル、レオ・スレツァック
  • 1927年: ルシー・ヴァイト(1876–1940、ソプラノ歌手)[9]
  • 1928年: アンナ・バール・ミルデンブルク、ロッテ・レーマン
  • 1929年: ゼルマ・クルツ
  • 1931年: アルノルト・ロゼー
  • 1932年: ヘレーネ・ヴィルトブルン
  • 1934年: フェリックス・ワインガルトナー
  • 1935年: グスティ・ピヒラー(グスティ・ショート・ピヒラーとも、1893–1978、舞踏家)[10]
  • 1937年: エミール・シッパー、エリーザベト・シューマン
  • 1941年: ゲオルク・マイクル
  • 1945年: ブルーノ・ワルター
  • 1949年: ハンス・プフィッツナー、リヒャルト・シュトラウス
  • 1955年: ハンス・ドゥハン、アニー・コネツニ、ヒルデ・コネツニ, マリア・ネーメト[11]
  • 1959年: マリア・ライニング
  • 1960年: アルフレート・イェルガー
  • 1961年: ロゼッテ・アンダイ
  • 1962年: マックス・ローレンツ、リューバ・ヴェリッチュ
  • 1963年: フランツ・ザルムホーファー
  • 1966年: ルートヴィヒ・ウェーバー、カール・マディン
  • 1967年: クリステル・ゴルツ、パウル・シェフラー
  • 1968年: カール・ベーム、ヨーゼフ・クリップス、ビルギット・ニルソン
  • 1969年: アントン・デルモータ、エリーザベト・ヘンゲン、エーリッヒ・クンツ、イルムガルト・ゼーフリート、エルンスト・アウグスト・シュナイダー(1902–1976、ウィーン国立歌劇場総支配人)[12]
  • 1970年: マリー・ゲルハルト、ハンス・ホッター、ハインリヒ・ライフ・ギントル、ヨーゼフ・ヴィット
  • 1971年: セーナ・ユリナッチ、ヴィルヘルム・ロープナー(1909–1971、コレペティトル、カペルマイスター、没後追贈)[13][14]
  • 1972年: ヒルデ・ギューデン
  • 1973年: カール・フリードリヒ
  • 1974年: レオニー・リザネック
  • 1975年: ヘルベルト・アルゼン、カール・デンヒ、ヴィリー・フレンツル、エステル・レーティ、ユリア・ドラパル(1917–1988、舞踊家)[15]
  • 1976年: ルドルフ・ガムスイェーガー
  • 1977年: ハンス・ブラウン、ヒルデ・ツァデック
  • 1979年: レナード・バーンスタインヘルベルト・フォン・カラヤン、ゲルダ・シャイラー
  • 1980年: エーデルトラウト・ブレクスナー、オットー・シェンク、ジュゼッペ・タッデイ
  • 1981年: ハンス・バイラ―、ワルター・ベリー、グンドゥラ・ヤノヴィッツ、クリスタ・ルートヴィヒ、エゴン・ゼーフェールナー、マルツェル・プラヴィー、エーバーハルト・ヴェヒター、オットー・ヴィーナー
  • 1982年: オスカー・チェルヴェンカ、オットー・エーデルマン、ペーター・クライン、ワルデマール・クメント、ウィルマ・リップ、エミー・ローゼ、フリーデリカ・メースコリッチュ
  • 1983年: エリーザベト・シュヴァルツコップ
  • 1984年: カール・テルカル
  • 1987年: リーザ・デッラ・カーザ、ロベルト・ユングブルート、ロッテ・リザネック
  • 1988年: アグネス・バルツァ、ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴエディタ・グルベローヴァルドルフ・ヌレーエフ
  • 1989年: ニコライ・ギャウロフ、ギネス・ジョーンズ、ルチア・ポップ
  • 1991年: ピエロ・カプッチッリ、イレアナ・コトルバシュ、クラウス・ヘルムート・ドレーゼ、ハインリヒ・ホルライザー、ジェームズ・キング、アルフレード・クラウス、エヴァ・マルトン
  • 1992年: ベリスラフ・クロブチャール、ヴィリー・ディルトル
  • 1993年: ゲルハルト・ヘッツェル(1940–1992、没後追贈、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ウィーン国立歌劇場管弦楽団の第一コンサートマスター)[16]
  • 1994年: ホルスト・シュタイン、ハインツ・ツェドニク
  • 1995年: ヨアン・ホレンダー
  • 1996年: レナート・ブルゾン
  • 1997年: マーラ・ザンピエーリ、ズビン・メータ
  • 1998年: ベルント・ヴァイクル
  • 1999年: エルンスト・メルツェンドルファー
  • 2001年: ライナー・キュッヒル、ヴェルナー・レーゼル
  • 2002年: リッカルド・ムーティ、ロベルト・シュタングル
  • 2003年: ニール・シコフ

指輪の贈呈者

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(2004年以前の表彰者への指輪追贈を含む)

ウィーン国立歌劇場名誉団員の名誉指環
  • 2004年: ニール・シコフ、レオ・ヌッチ、ペーター・シュライヤー、ヨアン・ホレンダー
  • 2006年: トーマス・モーザー、ノルベルト・バラッチュ
  • 2007年: 小澤征爾、フェルッチョ・フルラネット
  • 2008年: ゲオルク・シュプリンガー
  • 2010年: マルコ・アルトゥーロ・マレッリ、フランツ・グルントヘーバー
  • 2012年: プラシド・ドミンゴ、ウィーン国立歌劇場管弦楽団、フランツ・バルトロメイ[17]
  • 2013年: ホセ・カレーラス、ロリン・マゼール
  • 2014年: アルフレート・シュラメック
  • 2016年: ヨハン・ボータ[2][3][4]
  • 2017年: アダム・フィッシャー[18]、ヴァルトラウト・マイヤー[19]
  • 2018年: マニュエル・ルグリ[20]

脚注

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  1. Wiener Zeitung: Ehrenmitglieder sind jetzt Ringträger. Staatsoper vergibt künftig von Juwelier Wagner gestaltete Ringe zusätzlich zur Urkunde. Artikel vom 3. März 2004, abgerufen am 12. Jänner 2016.
  2. 1 2 Wiener Staatsoper: Die Wiener Staatsoper trauert um Kammersänger und Ehrenmitglied Johan Botha (Memento vom 2016-09-19 im Internet Archive)
  3. 1 2 Kurier: Startenor Johan Botha verstorben. Artikel vom 8. September 2016, abgerufen am 10. September 2016.
  4. 1 2 Die Welt: Am Ende konnte Johan Botha dann doch nicht siegen. Artikel vom 8. September 2016, abgerufen am 10. September 2016.
  5. Marie Wilt im Wien Geschichte Wiki der Stadt Wien
  6. Louis Frappart im Wien Geschichte Wiki der Stadt Wien
  7. Georg Müller im Wien Geschichte Wiki der Stadt Wien
  8. H. Reitterer: Stoll, August. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 13, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 2007–2010, ISBN 978-3-7001-6963-5, S. 311 f. (Direktlinks auf S. 311, S. 312).
  9. Lucie Weidt im Wien Geschichte Wiki der Stadt Wien
  10. Gusti Pichler im Wien Geschichte Wiki der Stadt Wien
  11. Alexander Rausch: Németh, Maria. In: Oesterreichisches Musiklexikon. Online-Ausgabe, Wien 2002 ff., ISBN 3-7001-3077-5; Druckausgabe: Band 3, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 2004, ISBN 3-7001-3045-7.
  12. Barbara Boisits: Schneider, Ernst August. In: Oesterreichisches Musiklexikon. Online-Ausgabe, Wien 2002 ff., ISBN 3-7001-3077-5; Druckausgabe: Band 4, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 2005, ISBN 3-7001-3046-5.
  13. Wilhelm Loibner im Wien Geschichte Wiki der Stadt Wien
  14. Alexander Rausch: Loibner, Wilhelm. In: Oesterreichisches Musiklexikon. Online-Ausgabe, Wien 2002 ff., ISBN 3-7001-3077-5; Druckausgabe: Band 3, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 2004, ISBN 3-7001-3045-7.
  15. Julia_Drapal im Wien Geschichte Wiki der Stadt Wien
  16. Wiener Philharmoniker: Zum 10. Todestag von Gerhart Hetzel. Artikel vom 2. November 2002, abgerufen am 11. Jänner 2016.
  17. diepresse.com: Franz Bartolomey – 120 Jahre Oper in Wien!. Artikel vom 1. Juli 2012, abgerufen am 8. Oktober 2016.
  18. Ádám Fischer wird Ehrenmitglied der Wiener Staatsoper. Artikel vom 20. Jänner 2017, abgerufen am 20. Jänner 2017
  19. Waltraud Meier wird Ehrenmitglied der Wiener Staatsoper. Artikel vom 14. Juni 2017, abgerufen am 16. Juni 2017.
  20. Nurejew-Gala geriet zur Feierstunde für Legris. Artikel vom 30. Juni 2018, abgerufen am 30. Juni 2018.

外部リンク

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