アンナ・ゼーガース賞

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アンナ・ゼーガース賞（アンナ・ゼーガースしょう、Anna Seghers-Preis）は、ドイツの作家アンナ・ゼーガース(1900-1983)にちなんで制定された文学賞。

アンナ・ゼーガースの遺志により、作品の収益を若い作家の育成に役立てるために、ドイツ語圏とラテンアメリカ諸国の作家に授与される。1986年からアンナ・ゼーガース財団に選出され、1993年まではアンナ・ゼーガーズ奨学金として東ドイツ芸術アカデミーによって授与、1994年からはベルリン芸術アカデミーにより授与されている。賞金は2012年までは15,000ユーロ、2015年以降は8,000ユーロ、2020年からは12,500ユーロ。

受賞者リスト[編集]

年	ドイツ語圏	ラテンアメリカ
1986	Ingeborg Arlt（ドイツ）	Omar Saavedra Santis（チリ）
1987	Kerstin Hensel（ドイツ）	Ramón Díaz Eterovic（チリ）ジョコンダ・ベッリ（ニカラグア）
1988	カトリン・シュミット（ドイツ）イェンスシュパーシュー（ドイツ）	–
1989	アネト・グロシュナー（ドイツ） Jörg Kowalski（ドイツ）	–
1990	ラインハルト・ジルグル（ドイツ） Johannes Jansen（ドイツ） Sonja Voß-Scharfenberg（ドイツ）	Arturo Arias（メキシコ）ダイナ・チャヴィアノ（キューバ）
1991	–	Haus für Straßenkinder（ブラジル）
1992	Ines Eck（ドイツ）	–
1993	Alois Hotschnig（オーストリア）	–
1994	–	João Ubaldo Ribeiro（ブラジル）
1995	Marion Titze（ドイツ）	–
1996	ミヒャエル・クレーベルク（ドイツ）	Miguel Vitagliano（アルゼンチン）
1997	ウルリッヒ・ペルツァー（ドイツ）	カルメン・ボウリョサ（メキシコ）
1998	Róža Domašcyna（ドイツ）	David Mitrani Arenal（キューバ）
1999	Stefanie Menzinger（ドイツ）	Hermann Bellinghausen（メキシコ）
2000	Melanie Gieschen（ドイツ）	アロンソ・クエト（ペルー）
2001	Carsten Probst（ドイツ）	Ana Teresa Torres（ベネズエラ）
2002	ルッツ・ザイラー（ドイツ）	Rafael Gumucio（チリ）
2003	Catalin Dorian Florescu（ドイツ）	–
2004	ヤン・ワーグナー（スイス）	Claudia Hernández（エルサルバドル）
2005	Ulf Stolterfoht（ドイツ）	Cristina Rivera Garza（メキシコ）
2006	Nico Bleutge（ドイツ）	Pedro Lemebel（チリ）
2007	Katja Oskamp（ドイツ）	ファビアン・カサス（アルゼンチン）
2008	Lukas Bärfuss（スイス）	Alejandra Costamagna（チリ）
2009	Daniela Dröscher（ドイツ）	Guadalupe Nettel（メキシコ）
2010	Andreas Schäfer（ドイツ）	Félix Bruzzone（アルゼンチン）
2011	Sabrina Janesch（ドイツ）	Lina Meruane（チリ）
2012	Olga Grjasnowa（ドイツ）	Wilmer Urrelo Zaráte（ボリビア）
2013	授賞なし
2014	授賞なし
2015	Nino Haratischwili（ジョージア）	–
2016	–	Yuri Herrera（メキシコ）
2017	Maren Kames（ドイツ）	–
2018	Manja Präkels（ドイツ）	Julián Fuks（ブラジル）
2019	Joshua Groß（ドイツ）	フェルナンダ・メルチョール（メキシコ）
2020	Ivna Žic（スイス）	Hernán Ronsino（アルゼンチン）
2021	Francis Nenik（ドイツ）	Magela Baudoin（ブラジル）
2022	Yael Inokai（スイス）	Alia Trabucco（チリ）
2023	Bonn Park（ドイツ）	Makenzy Orcel（ハイチ）