コンテンツにスキップ

アリエル・ルービンシュタイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリエル・ルービンシュタイン
ゲーム理論
生誕 1951年4月13日
国籍 イスラエル
研究機関 テルアビブ大学ニューヨーク大学
母校 ヘブライ大学
受賞 イスラエル賞 (2002)
アーウィン・プレイン・ネンマーズ経済学賞(2004)
The EMET Prize for Art, Science and Culture (2006)
Rothschild Prize (2010)
テンプレートを表示

アリエル・ルービンシュタインヘブライ語: אריאל רובינשטיין‎ Ariel Rubinstein, 1951年4月13日 - )はイスラエルの経済学者。専門は経済理論、ゲーム理論限定合理性

経歴

[編集]

1972年から1979年にかけてヘブライ大学で数学と経済学を学ぶ。現在テルアビブ大学ニューヨーク大学の経済学部の教授である。

1982年に"Perfect equilibrium in a bargaining model",[1]を発表し、交渉ゲーム理論に重要な貢献をした。このモデルはルービンシュタイン交渉モデルとして知られている。2人のプレイヤーが相互に提案を行う交渉を完全情報の展開形で表現した。重要な仮定はプレイヤーが将来の利得を割り引くことである。モデルがただ一つの部分ゲーム完全均衡をもつ条件とこの均衡の性質を分析したことが主要な結果である。また、彼はマーティン·J·オズボーンと共にA Course in Game Theory (1994) を共著している。2014年3月時点で5300回以上引用されている。

受賞歴

[編集]

ルービンシュタインは1994年にアメリカ芸術科学アカデミーの外国人名誉会員となり[2]、1995年にイスラエル科学・人文アカデミーのメンバーに選ばれ[3]、同年アメリカ経済学会の外国人名誉会員となった。1985年には計量経済学会の終身特別会員に選ばれ,[4]、2004年には会長も務めた[5]。 2002年にTilburg Universityの名誉学位を授けられた。 2002年にイスラエル賞[6]、2004年にアーウィン・プレイン・ネンマーズ経済学賞[7] 、2006年にEMET Prize、2010年にロスチャイルド賞[8]、2019年にクラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞を受賞した。

主な著作物

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ Rubinstein, Ariel (1982). “Perfect Equilibrium in a Bargaining Model”. Econometrica 50 (1): 97–109. doi:10.2307/1912531. JSTOR 1912531. http://arielrubinstein.tau.ac.il/papers/11.pdf. 
  2. ^ Book of Members, 1780–2010: Chapter R”. American Academy of Arts and Sciences. 13 June 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。3 June 2011閲覧。
  3. ^ Prof. Rubinstein Ariel Member Information (Election year 1995)”. Israel Academy of Sciences and Humanities. 27 May 2013閲覧。
  4. ^ Welcome to the website of The Econometric Society An International Society for the Advancement of Economic Theory in its Relation to Statistics and Mathematics アーカイブ 2008年12月10日 - ウェイバックマシン
  5. ^ Welcome to the website of The Econometric Society An International Society for the Advancement of Economic Theory in its Relation to Statistics and Mathematics アーカイブ 2006年10月6日 - ウェイバックマシン
  6. ^ Israel Prize Official Site (in Hebrew) – Recipient’s C.V.”. 28 June 2016閲覧。
  7. ^ The Erwin Plein Nemmers Prize in Economics”. February 22, 2006時点のオリジナルよりアーカイブ。28 June 2016閲覧。
  8. ^ Rothschild Prize”. 28 June 2016閲覧。