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メキシコタガメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

メキシコタガメ[1](Lethocerus uhleri)は、半翅目コオイムシ科タガメ亜科タイワンタガメ属に属する水生昆虫の一種である。

市川 (2009)は「アメリカコガタタガメ」と呼称している[2]

メキシコタガメ
メキシコタガメ
分類
: 動物界
: 節足動物門
: 昆虫綱
: 半翅目
: コオイムシ科
亜科 : タガメ亜科
: タイワンタガメ属
: メキシコタガメ
学名
Lethocerus uhleri

形態

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タガメ類の中では最小種[3]。体長は日本産タガメ(以下タガメ)よりより小型で約4~5cmで、スマートな体型だが、前脚がタガメのように体長の割に大きく、また外国産タガメによく見られる平行な複眼ではなく、逆ハの字の形の複眼になっている[4]。また、タガメのようにオスが卵塊を保護する[3]

生息地

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アメリカ合衆国の中央部 - 東部・メキシコにかけて生息する[4]

出典

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  1. ^ 『水生昆虫完全飼育・繁殖マニュアル 改訂版』データハウス、2000年6月20日、172-184頁。 
  2. ^ 『田んぼの生きものたち タガメ』農村漁村文化協会、2009年、49頁。 
  3. ^ a b 豊田ホタルの里ミュージアム”. 2024年5月2日閲覧。
  4. ^ a b 『普及版 水生昆虫完全飼育・繁殖マニュアル』データハウス、2003年5月1日、4-7,58-83頁。