アミューズメントカジノ
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アミューズメントカジノ(Amusement Casino)とは、日本国内において遊技を主目的とする施設の一つである。
概要
[編集]一般的なカジノと異なり、現金を用いたギャンブル行為は禁止されており、代わりに特定の専用コインやチップを使用することが許されており、バカラやブラックジャック、ポーカーなどの一般的なカジノゲームを楽しむことができる。
アミューズメントカジノは、日本国内においては比較的新しい施設であり、2018年に施行されたカジノ法案(IR法)の一環として設置が進められている。
しかし、一部の自治体や市民団体からはカジノ反対の声も上がっており、その合法性については議論が続いている。
将来的には、日本国内においてカジノ産業が発展することが期待されており、アミューズメントカジノもその一翼を担うことになると考えられている。
日本全国のアミューズメントカジノではポーカーが人気であり、特にテキサス・ホールデムというゲームが主に遊戯され、ジャパンポーカーツアーをはじめとした大規模ポーカートーナメントの予選が行われている。
来歴
[編集]アミューズメントカジノの歴史は、パチンコやパチスロなどの遊技機を扱う遊技施設が一般的になった1960年代に始まる[要出典]。当時、カジノゲームは日本国内では違法とされていたため、遊技施設においても、カジノゲームは取り扱われていなかった。
しかし、1970年代になると、海外でカジノが一般的になり、日本でもカジノゲームの需要が高まっていくようになる。需要の高まりや国内におけるポーカーブーム[1]などから、合法的にカジノゲームが遊戯できるアミューズメントカジノ施設が東京を中心に全国的に開店するようになった。
近年ではカジノゲームの認知療法としての効果に注目が集まり、介護施設にカジノを取り入れる動き[2]や、介護施設へのディーラ派遣ボランティア[3]など社会的に貢献できるものとして期待が寄せられている。
大前提として、アミューズメントカジノでは「換金行為」は禁止されており、仕組みはゲームセンターのメダルゲームに似通っている。
現金を店舗で使えるカジノチップに換金しゲームを遊戯し、遊戯後のチップを再び現金化することは違法となるが、ゲームセンターのメダルゲーム同様、貯チップとして次回来店時に引き出して遊ぶなど、日本における違法とされる行為は一切行わない。
また、アミューズメントカジノ店を営業するには保健所からの飲食店営業許可に加え、管轄警察署からの風俗第五号営業(通称、風営法五号)許可が必要とされている。
風営法五号では、営業において以下のような細かい規定が定められている。
- 人格要件(営業する人についてはアルコールや薬物の依存症でない常習的な暴力行為がないことなど)
- 場所的要件(住宅地での営業は不可であり、病院や学校、図書館などから一定距離離れた場所での営業)
- 構造要件(見通しをよくする、基準値以上の明るさを保つ、鍵がかかる個室を設置しないなど)
営業開始後も保健所や警察が定期的に巡回に来ることもあるが、正式な許可を得た上で営業している店舗であれば、遊ぶと捕まる心配は無用。
脚注
[編集]- ^ amucasiROCK (2023年3月1日). “世間はいま、空前のポーカーブーム!!”. ROCK渋谷 │ 4月1日から無料でポーカーが遊べるアミューズメントカジノ. 2023年4月10日閲覧。
- ^ “「カジノ×介護」で楽しく通える!デイサービス・ラスベガスとは|気になるあの介護施設”. kaigoshoku.mynavi.jp. 2023年4月10日閲覧。
- ^ amucasiROCK (2023年3月16日). “ブラックジャックボランティアに行ってきました。”. ROCK渋谷 │ 4月1日から無料でポーカーが遊べるアミューズメントカジノ. 2023年4月10日閲覧。
- ^ “アミューズメントカジノは違法?換金や景品、年齢制限、風営法について”. 2023年7月5日閲覧。