アドニス (カクテル)

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ここではカクテルアドニスについて記述する。なお、その類似カクテルである、バンブーについても記述する。

アドニスの概要[編集]

アドニスとは、ワインをベースとするカクテルであり、ショートドリンクに分類される。正式名称は、アドニス・カクテルだが、通常、アドニスと省略するので、本稿でも、以降、アドニスと記述する。1884年にブロードウェイで最初にヒットした『アドニス』というミュージカルにあやかって、ニューヨークで誕生した。1900年代には存在したとされる、古くから飲まれてきたカクテルの1つ。

標準的なレシピ[編集]

作り方[編集]

ドライ・シェリー、スイート・ベルモット、オレンジ・ビターズを、氷を入れたミキシング・グラスで冷却しながら混ぜる。それを、氷が入らないようにカクテル・グラス(容量75〜90ml程度)に注ぐ。カクテル・グラスに注いだ後、香り付けに、オレンジの果皮から香油を飛ばしかければ完成である。

備考[編集]

香り付けのオレンジの果皮から香油を飛ばしかけることと、オレンジ・ビターズは省略することもある。

バンブーの概要[編集]

バンブーとは、ワインをベースとするカクテルであり、ショートドリンクに分類される。正式名称は、バンブー・カクテルだが、通常、バンブーと省略するので、本稿でも、以降、バンブーと記述する。上記のアドニスとの違いは、スイート・ベルモットをドライ・ベルモットに変えた点である。このカクテルは横浜の横浜グランドホテルで総支配人兼バーテンダーとして招かれていたルイス・エッピンガー(Louis Eppinger)によって創作された。日本で最初に創作されたカクテルとして知られる[1][2]

バンブーは1900年代の早い内には、横浜グランドホテルを訪れた客や太平洋航路を経由して「日本生まれのカクテル」として世界中に知られることになる。なお、横浜グランドホテルは1923年の関東大震災の際の火災によって焼失し、跡地にはホテルニューグランドが建てられる。

標準的なレシピ[編集]

  • ドライ・シェリー : ドライ・ベルモット = 2:1
  • オレンジ・ビターズ = 1dash

作り方[編集]

ドライ・シェリー、ドライ・ベルモット、オレンジ・ビターズを、氷を入れたミキシング・グラスで冷却しながら混ぜる。それを、氷が入らないようにカクテル・グラス(容量75〜90ml程度)に注ぐ。カクテル・グラスに注いだ後、香り付けに、オレンジの果皮から香油を飛ばしかければ完成である。

備考[編集]

  • 香り付けのオレンジの果皮から香油を飛ばしかけることと、オレンジ・ビターズは省略することもある。
  • ドライ・シェリーとドライ・ベルモットとを半々にするとしている本もある[3]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ 花崎一夫 『今宵も大人はバーで癒される』1、角川マガジンズ2013年[要ページ番号]ISBN 978-4047315952
  2. ^ 『よこはま百問: かながわ検定・横浜ライセンス受験参考問題集』、2006年、212頁。ISBN 9784876453931
  3. ^ 稲 保幸 『カクテル こだわりの178種』 p.173 新星出版 1998年7月15日発行 ISBN 4-405-09640-6

参考文献[編集]

  • 花崎 一夫 監修 『ザ・ベスト・カクテル』 永岡書店 1990年6月5日発行 ISBN 4-522-01092-3
  • 若松 誠志 監修 『ベストカクテル』 大泉書店 1997年9月5日発行 ISBN 4-278-03727-9
  • 上田 和男 監修 『カクテル・ブック』 西東社 1988年12月30日発行 ISBN 4-7916-0926-3
  • 上田 和男 監修 『カクテル・ハンドブック』 池田書店 1997年7月31日発行 ISBN 4-262-12007-4
  • 稲 保幸 『カクテルガイド』 新星出版 1997年4月15日発行 ISBN 4-405-09629-5
  • 山本 祥一朗 監修 『カラー図解 カクテル』 成美堂出版 1994年12月10日発行 ISBN 4-415-07873-7
  • 澤井 慶明 監修 『カクテルの事典』 成美堂出版 1996年12月20日発行 ISBN 4-415-08348-X
  • 福西 英三 『カクテルズ』 ナツメ社 1996年9月1日発行 ISBN 4-8163-1744-9