ありな書房

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株式会社ありな書房
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
113-0033
東京都文京区本郷一丁目5番17号
設立 1981年12月15日
業種 情報・通信業
法人番号 6010001000488
事業内容
  1. 図書出版業
  2. 洋書の輸入・販売業
  3. 広告代理業前
  4. 各号に関する一切の業務
代表者 松村豊(代表取締役)
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ありな書房(ありなしょぼう)は、日本出版社である。1981年創業。

概要[編集]

1981年創業。美術関連書・人文書を多く手掛け、「言葉とイメージの融合、あるいはエロスの視覚化」をモットーとしている[1]伊藤博明高山宏の著書・訳書を多く刊行する。高山の助言をもとに「プラーツとイタリア異美術史学の路線」を進むようになり[2]、過去に『マリオ・プラーツ芸術論』『マリオ・プラーツ都市文化論』『エンブレム原典叢書』といった叢書を刊行している[3]

谷川渥は同社について、「ありな書房や国書刊行会などから出る(高山宏の)翻訳書に、私などはどれだけ恩恵を受けたか知れない」と論じている[4]。また、同社刊の山西龍郎『音のアルカディア 角笛の鳴り響くところ』は1996年に第47回芸術選奨新人賞[5]小澤京子『都市の解剖学──建築/身体の剥離・斬首・腐爛』は2012年に第3回表象文化論学会賞を受賞している[6]

出典[編集]

  1. ^ 会社案内”. ありな書房. 2023年10月13日閲覧。
  2. ^ Kinokuniya (2008年1月8日). “『綺想の表象学-エンブレムへの招待』伊藤博明(ありな書房)”. 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG. 2023年10月13日閲覧。
  3. ^ 既刊 Ⅱ 《 叢書 / シリーズ / 著作集 》”. ありな書房. 2023年10月13日閲覧。
  4. ^ 言葉のマタンゴ――高山宏考 - 谷川 渥による作家論/作家紹介”. 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS. 2023年10月13日閲覧。
  5. ^ 音のアルカディア 角笛の鳴り響くところ”. honto.jp. 2023年10月13日閲覧。
  6. ^ 表象文化論学会ニューズレター〈REPRE〉:トピックス (1)”. repre.org. 2023年10月13日閲覧。