コンテンツにスキップ

「双極子」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m +{{出典の明記}}
1行目: 1行目:
{{出典の明記|date=2012年6月}}
{{出典の明記|date=2012年6月}}
'''双極子'''(そうきょくし、[[英語]]:dipole)とは、一対の正負の同じ大きさの荷(チャージ)からなる要素を指す。
'''双極子'''(そうきょくし、{{Lang-en-short|dipole}}<ref name="terms">{{Cite book|和書
|author = [[文部省]]
|coauthors = [[日本物理学会]]編
|title = [[学術用語集]] 物理学編
|url = http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi
|year = 1990
|publisher = [[培風館]]
|isbn = 4-563-02195-4
|page =
}}</ref>)とは、一対の正負の同じ大きさの荷([[チャージ (物理学)|チャージ]])からなる[[要素]]を指す。チャージが[[電荷]]である場合の双極子は[[電気双極子]]、[[磁荷]]である場合の双極子は[[磁気双極子]]という。


双極子は、負のチャージから正のチャージへの方向[[ベクトル]]とその大きさとの[[]]で特徴づけられる。このベクトルを'''双極子モーメント'''({{Lang-en-short|dipole moment}}<ref name="terms" />)という。
チャージが[[電荷]]である場合の双極子は'''[[電気双極子]]'''、[[磁荷]]である場合の双極子は'''[[磁気双極子]]'''という。

双極子は、負のチャージから正のチャージへの方向ベクトルとその大きさとの積で特徴づけられる。このベクトルを'''[[双極子モーメント]]'''という。


[[アマチュア無線]]で用いられる[[ダイポール・アンテナ]]、[[気象]]における[[ダイポールモード現象]]、[[原子核物理学]]における[[ソフトダイポールモード]]など、和訳せず用語として用いられることもある。
[[アマチュア無線]]で用いられる[[ダイポール・アンテナ]]、[[気象]]における[[ダイポールモード現象]]、[[原子核物理学]]における[[ソフトダイポールモード]]など、和訳せず用語として用いられることもある。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
<!-- == 参考文献 == -->


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Dipoles}}
* [[対]]
* [[対]]
* [[物理学に関する記事の一覧]]
* [[化学に関する記事の一覧]]

<!-- == 外部リンク == -->


{{Sci-stub}}
{{Physics-stub}}


{{DEFAULTSORT:そうきよくし}}
{{デフォルトソート:そうきよくし}}
[[Category:電磁気学]]
[[Category:電磁気学]]
[[Category:対称性]]
[[Category:対称性]]

2012年6月16日 (土) 15:48時点における版

双極子(そうきょくし、: dipole[1])とは、一対の正負の同じ大きさの荷(チャージ)からなる要素を指す。チャージが電荷である場合の双極子は電気双極子磁荷である場合の双極子は磁気双極子という。

双極子は、負のチャージから正のチャージへの方向ベクトルとその大きさとので特徴づけられる。このベクトルを双極子モーメント: dipole moment[1])という。

アマチュア無線で用いられるダイポール・アンテナ気象におけるダイポールモード現象原子核物理学におけるソフトダイポールモードなど、和訳せず用語として用いられることもある。

脚注

  1. ^ a b 文部省日本物理学会編『学術用語集 物理学編』培風館、1990年。ISBN 4-563-02195-4http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi 

関連項目