高島町 (長崎県)
高島町 | |
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廃止日 | 2005年1月4日 |
廃止理由 |
編入合併 香焼町、伊王島町、高島町、野母崎町 三和町、外海町→長崎市 |
現在の自治体 | 長崎市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 九州地方 |
都道府県 | 長崎県 |
郡 | 西彼杵郡 |
市町村コード | 42303-3 |
面積 | 1.34 km2 |
総人口 |
778人 (推計人口、2005年1月1日) |
隣接自治体 | なし |
町の木 | アコウ[1] |
町の花 | ツツジ[1] |
高島町役場 | |
所在地 |
〒851-1392 長崎県西彼杵郡高島町2706番地 |
外部リンク | 長崎県高島町ホームページ |
座標 | 北緯32度39分39.4秒 東経129度45分19.7秒 / 北緯32.660944度 東経129.755472度 |
ウィキプロジェクト |
高島町(たかしまちょう)は、長崎県西彼杵郡にあった町。2005年1月4日に長崎市へ編入、長崎市高島町となった。
地理
2005年(平成17年)1月3日まで日本で最も面積が小さかった町である。1955年(昭和30年)に端島(西彼杵郡高浜村)を併合した直後は人口16,904人[2]となり、日本で最も人口密度の高い町であった[2]が、長崎市に編入する直前には全国で最も人口の少ない町となっていた。
以下の4島からなる[3](順番は北から南)。
- 飛島
- 面積0.01km2[3]。現在は防波堤で高島と繋がっている。
- 高島
- 面積1.24km2[3]、周囲6.4km[3]、東西1.2km[3]、南北1.8km[3]。長崎市中心部から南西14.5kmに位置する。かつては高島・上二子島・下二子島の3島であったが、埋立により陸続きになった。飛島とも防波堤で繋がっている。高島炭鉱があった。現在は唯一の有人島。
- 中ノ島
- 面積0.01km2[3]。高島と端島の中間にある無人島。一時期だがこの島にも炭鉱があった。
- 端島(軍艦島)
- 面積0.1km2[3]、周囲1.2km[3]、東西0.16km[3]、南北0.48km[3]。1955年(昭和30年)までは高浜村。端島炭鉱があった。かつては日本一[4]、世界一[5]と言われる人口密度であったが、現在は無人島。
年間平均気温は15℃から16℃[6]、平均降水量は2000mm[6]。
歴史
- 1185年 平家の落武者が高島にたどり着いて住みついたといわれる。
- 1695年 高島で石炭を発見。
- 1710年ごろ 高島で石炭採掘が事業化。
- 1868年 トーマス・グラバーと佐賀藩の合弁により高島炭鉱が本格的に稼動。
- 1881年(明治14年) 高島炭鉱を三菱の岩崎彌太郎に譲渡。
- 1955年(昭和30年) 高島炭鉱の支鉱のあった端島が西彼杵郡高浜村より編入。
- 1974年(昭和49年) 端島炭鉱(正式には高島炭鉱の支鉱)が閉山、端島が無人化。
- 1986年(昭和61年)11月 高島炭鉱が閉山。
- 1997年(平成9年) 飛島磯釣り公園・海水浴場がオープン。
- 2001年(平成13年) 三菱マテリアルの私有地であった端島が、高島町へ無償譲渡される。
- 2005年(平成17年)1月4日 長崎市へ編入、長崎市高島町となった。
産業
かつては炭鉱で栄えていたが、1974年に端島炭鉱が、1986年に高島炭鉱がそれぞれ閉山した。現在は観光の町として生まれ変わろうとしている。
観光スポット
- 飛島磯釣り公園・海水浴場
- 石炭資料館
- グラバー別邸跡
- ゴリラ山(ごんげん山)
交通
高島へは、長崎汽船が長崎港から伊王島経由で高速船(コバルトクィーン)が1日10往復運航している。
出身有名人
脚注
参考文献
- 高島町政30周年記念史編纂部会編 『高島町政三十年の歩み』 高島町、1978年。
- 高島町役場総務課企画振興班編 『高島町の足跡 高島町閉町記念誌』 高島町、2004年。