酸欠
酸欠(さんけつ)は、酸素欠乏の略語ないしは通称であり、空気中の酸素の不足を表す言葉である[1]。水中の溶存酸素量に対しても用いられる[2]。
空気中の酸素量は、通気の悪い場所においては通常の状態を下回る場合がある。原因としては物の燃焼や動植物の呼吸のほか、有機物の酸化や化学分解、硫化鉄を含む鉄や岩漿水のような空気に触れたことのない水の作用があげられる。また空気中の酸素が他の気体に置換されることによっても発生する[1]。
地下の工事現場などにおいては、酸欠空気を生じることがある。これは鉄分の多い砂礫層から地下水が汲上げられた際、空気で置換されることによって鉄分と酸素が反応するためであり、酸欠事故の原因の一つとなっている[3]。
- 魚介類
詳細は「デッドゾーン (エコロジー)」を参照