都会のアリス

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都会のアリス
Alice in den Städten
監督 ヴィム・ヴェンダース
脚本 ヴィム・ヴェンダース
ファイト・フォン・フェルステンベルク
製作 ヨアヒム・フォン・メンゲルスハオゼン
音楽 CAN
撮影 ロビー・ミューラー
編集 ペーター・プルツィゴッダ
配給 フランス映画社
公開 1973年5月 ドイツの旗
1988年11月 日本の旗
上映時間 110分
製作国 西ドイツの旗 西ドイツ
言語 ドイツ語
英語
オランダ語
製作費 DEM 500,000
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都会のアリス』(: Alice in den Städten)は、1973年西ドイツ製作、ヴィム・ヴェンダース監督によるロード・ムービー。アメリカに旅行記執筆で来ていたドイツ人ジャーナリストと少女との心の交流を描く。

ロード・ムービー3部作の第一作であり、フィリップ・ヴィンターの初登場作品でもある。

DVDは永らく絶版であったが、バップより2007年12月21日、本作を含む5作品と特典ディスクを収録したDVD-BOXが発売され、2008年1月23日には単品でも発売された。

概要

即興撮影を用いたヌーヴェルヴァーグ風であり、随所に監督がファンだと言う小津安二郎へのリスペクトが感じられる。

監督は、彼にとっては満足いかない出来だったという『緋文字』の撮影現場でイェラ・ロットレンダーとリュディガー・フォーグラーが仲良くなったのを見て本作の企画を思いついたという。ストーリーは劇中で演奏されるチャック・ベリーの「メンフィス」の影響を受けているとされるが、監督が『ペーパームーン』の試写を見て内容があまりに似通っていたため、撮影を中止しようとしたエピソードは有名(その後、脚本は後半を中心に書き直された)。開始4分でジュークボックスを流す男として監督が特別出演している。

スタッフ

キャスト

あらすじ

旅行記の執筆のためアメリカを放浪していたドイツ人作家フィリップが、帰国のため立ち寄った空港で9歳の少女アリスとその母に出会う。ひょんな事から少女をアムステルダムまで連れて行くこととなったフィリップ。しかし待ち合わせたアムステルダムに母の姿はなく、彼は少女の記憶を頼りに祖母の家を探す旅に出ることとなる。

外部リンク