超人

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哲学的分野で言う超人(ちょうじん、ドイツ語Übermensch英語overman, superman, super-human)とは、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェが提唱した概念の一つであり、そのような新しいあり方を体現する人類の呼称である(その、漢字文化圏における表記)。

ニーチェはその著『ツァラトゥストラはかく語りき』において、人間関係の軋轢におびえ、受動的に他者と画一的な行動をする現代の一般大衆を「畜群」と罵った。その上で、永劫回帰の無意味な人生の中で自らの確立した意思でもって行動する「超人」であるべきと説いた。個人主義よりも他者を超越した至高者性の推奨であり、「自身の善悪観が世界に屈服しない生き方の推奨(己の価値観=全て)」とまで言えば間違いではない。[要出典]