超人
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超人(ちょうじん、Übermensch)とは、ドイツの哲学者ニーチェが提唱した、新しい人類のあり方である。
ニーチェはその著『ツァラトゥストラはかく語りき』において、人間関係の軋轢におびえ、受動的に他者と画一的な行動をする現代の一般大衆を『畜群』と罵った。その上で、人々は自らの確立した意思でもって行動する『超人』であるべきであると説いた。多少の齟齬を無視して、個人主義の推奨と言えば間違いではない。しかしこれは同時に独善的な発想でもあり、この点では批判の声もあがっている。
なお、1906年には当時東京高等師範学校教授であった登張信一郎(竹風)がニーチェと「超人」思想を紹介する論文を執筆をしたところ、保守派や右翼より「日本の国体を破壊する思想を導入した」との糾弾を受け、更に坪内逍遥・島村抱月・後藤宙外らを中心に文壇でもニーチェの思想そのものへの批判から登張批判へと飛び火した。最終的に登張は上司である校長嘉納治五郎の叱責に憤慨して教授の辞表を提出する騒ぎとなっている。

