西雲院
西雲院 | |
---|---|
所在地 | 京都府京都市左京区黒谷町121 |
位置 | 北緯35度1分12.1秒 東経135度47分22.3秒 / 北緯35.020028度 東経135.789528度 |
山号 | 紫雲山 |
宗派 | 浄土宗 |
寺格 | 金戒光明寺塔頭 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | 元和2年(1616年) |
開基 | 宗厳 |
正式名 | 紫雲山西雲院 |
別称 |
紫雲石 萬日寺 |
札所等 | 通称寺の会 |
法人番号 | 6130005002428 |
西雲院(さいうんいん)は、京都府京都市左京区黒谷町にある寺院。浄土宗大本山金戒光明寺(通称寺名くろ谷さん)の塔頭である。通称寺名を紫雲石(しうんせき)という。
歴史
滝川雄利の息女に仕えていた宗厳が、その息女の死を機に人生の無常を感じて出家し、11年間修行の後、黒谷に帰ってきた後に紫雲石を金戒光明寺第27世の了的により授けられて開山した。一心不乱に念仏を唱える宗厳の下には多くの僧侶が集まり、また多くの寄進を集めたという。千日念仏惣回向、そして宗厳死後も、万日念仏惣回向、3万日念仏惣回向、4万日念仏惣回向(100年)と続けられた。
墓所
西雲院は会津藩士352名の墓所の菩提寺である。毎年6月に会津松平家の当主を招き法要が行われている。
他に江戸時代の儒者・海保青陵や南画家池大雅の妻・池玉瀾の墓もある。
季節
四季折々に花の絶えない寺で、春は牡丹、夏は蓮やサルスベリ、秋は紅葉が美しい。
参考文献
- 梅原猛、京都新聞社編集局、連載「京都遊行」より
- 山折哲雄、槇野修「京都の寺社505を歩く」PHP新書2007年 ISBN 978-4-569-69247-0
外部リンク
- 西雲院(浄土宗サイト内)