蜂屋謙入

蜂屋 謙入（はちや けんにゅう）は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。津川氏とも称した。謙入は号であり、諱は不詳。

凡例 蜂屋 謙入
時代	戦国時代 - 安土桃山時代
生誕	不詳
死没	文禄2年9月（1593年10月）
改名	謙入（号）
官位	従五位下・大膳大夫
主君	織田信雄→豊臣秀吉
氏族	津川氏→蜂屋氏
父母	父：斯波義統
兄弟	斯波義銀、謙入、津川義冬
子	五郎助

略歴

天正12年（1584年）3月、弟の津川義冬が主君・織田信雄によって殺害された際、津川義近とともに伊勢松ヶ島城に立て籠もって信雄の軍と戦うが敗れて退城し（『武家事紀』）、その後豊臣秀吉に仕えた。

同15年（1587年）、秀吉の九州征伐に従い、7月に従五位下・大膳大夫に任ぜられた（『御湯殿上日記』）。

同18年（1590年）、小田原征伐にも従軍し（『伊達家文書』）、義近とともに北条氏政の助命を秀吉に進言するが、秀吉の機嫌を損ねて失敗した（『浅野家文書』）。

文禄元年（1592年）、文禄の役では肥前名護屋城に駐屯し、西丸の警備を行った（『太閤記』）。

同2年（1593年）9月に死去、家名は断絶した（『駒井日記』）。