藤井光

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藤井 光(ふじい ひかる、1980年3月31日 - )は、日本の英文学者同志社大学文学部英文学科准教授

大阪府高槻市生まれ。大阪教育大学附属高等学校池田校舎では光森裕樹と同期。2002年北海道大学文学部言語・文学コース卒業。卒論はポール・オースター[1]。2007年同大学院文学研究科言語文学専攻博士課程修了、「彷徨への地図 現代アメリカ文学における自己形成と生成変化」で博士(文学)。同志社大学文学部英文学科助教を経て、2014年准教授。2013年、訳書であるテア・オブレヒト『タイガーズ・ワイフ』が第10回本屋大賞翻訳小説部門第1位に選ばれる。紀伊國屋書店新宿本店にて「訳書棚」を作られるなど、柴田元幸岸本佐知子に続くアメリカ文学翻訳者として注目を浴びる[2]

翻訳

  • ウェルズ・タワー『奪い尽くされ、焼き尽くされ』新潮社新潮クレスト・ブックス〉、2010
  • デニス・ジョンソン『煙の樹』白水社 エクス・リブリス、2010
  • サルバドール・プラセンシア『紙の民』白水社、2011
  • ラウィ・ハージ『デニーロ・ゲーム』白水社 エクス・リブリス、2011
  • ロレンス・ダレル『アヴィニョン五重奏』全5巻 河出書房新社、2012.11-2014.11
  • テア・オブレヒト『タイガーズ・ワイフ』新潮クレスト・ブックス、2012
  • ダニエル・アラルコン『ロスト・シティ・レディオ』新潮クレスト・ブックス、2012
  • ロン・カリー・ジュニア『神は死んだ』白水社 エクス・リブリス、2013
  • セス・フリード『大いなる不満』新潮クレスト・ブックス、2014
  • ポール・ユーン『かつては岸』白水社 エクス・リブリス、2014

共編著

  • ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品 青月社、2014年 ポール・オースターを担当

参考

脚注