荒野のグルメ
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『荒野のグルメ』(こうやのグルメ)とは原作・久住昌之、作画・土山しげるによる日本のグルメ漫画作品。
概要
『野武士のグルメ』に続く、久住、土山コンビによるグルメ漫画作品。
『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)に集中連載された後に、掲載誌を『漫画ゴラクスペシャル』(同社刊)に移し2015年5月号から連載中[1]。
中年サラリーマンが、都会という荒野のなかのオアシスと名付けた馴染みの小料理屋で帰宅途中に美味い肴と晩酌を楽しむ[1][2][3][4]。久住が原作の漫画作品『孤独のグルメ』がTVドラマ化された際には夜食テロと呼ばれたが、本作をほろ酔いテロと呼ぶ向きもある[2]。
コミックス2巻は2015年12月28日に発売されたが、同日発売となった土山の『勤番グルメ ブシメシ!』(リイド社)1巻には、本作主人公である東森が登場する描き下しエピソードが収録されている[5]。
登場人物
- 東森良介
- ニチブン商事の営業課長を務める48歳のサラリーマン[3]。
- 早上がりしたときに自宅最寄り駅の一駅手前で降りてふと立ち寄った小料理屋「よし野」で、女将の気配りに惚れ込んで常連となった。営業先が遠かった場合などで小料理屋以外を舞台とすることもあるが、概ね、この小料理屋に通っている。
- サラリーマンになる以前には、映画のエキストラをやっており、著名監督の著名作品にエキストラとして出演したこともある。
- 姓の東森は、クリント・イーストウッドのパロディである[3]。
- 女将
- 東森が常連となり「荒野のオアシス」と呼ぶ小料理屋「よし野」の女将。
- 後ろ姿や、鼻から下は描かれることもあるが、目は描かれない。初めて店を訪れた時には東森が好みのビールの小瓶を置いていなかったが次に来店した時は小瓶を入荷していた。本場の沖縄料理にはかなわないのでゴーヤーチャンプルーを「ゴーヤーの炒め物」と称する。京料理の話を聞いて湯豆腐を注文した東森に京言葉で対応する。など、東森の好みの方向で気が利く。
- 東森をはじめ、常連客はお土産と称して食べ物を持ち込んでくることもたびたびある。
- よし野は、奥に畳敷きの小上がりもあるが、カウンター主体の店。女将以外の従業員は登場していない。
書籍情報
- 原作:久住昌之・作画:土山しげる 『荒野のグルメ』 日本文芸社〈ニチブン・コミックス〉、既刊2巻(2015年12月28日時点)
- 2015年4月9日発売 ISBN 978-4-537-13283-0
- 『週刊漫画ゴラク』集中連載の10話分を収録[4]。
- 2015年12月28日発売 ISBN 978-4-537-13384-4
- 2015年4月9日発売 ISBN 978-4-537-13283-0
脚注・出典
- ^ a b “「荒野のグルメ」がゴラクスペシャルに移籍、佐野タカシの新連載も”. コミック ナタリー (2015年4月10日). 2015年4月23日閲覧。
- ^ a b “「孤独のグルメ」久住昌之の新作が美味そうすぎる!!! 新連載「荒野のグルメ」は「ほろ酔いテロ」!!!”. もぐもぐニュース (2015年4月10日). 2014年9月1日閲覧。
- ^ a b c “久住昌之の新刊「荒野のグルメ」は究極の居酒屋コミック 土山しげるとタッグ、美味そうすぎてお腹が鳴りまくり!!”. もぐもぐニュース (2015年4月10日). 2014年9月1日閲覧。
- ^ a b “久住昌之×土山しげる新作は、中年男を癒す料理や酒描く「荒野のグルメ」”. コミック ナタリー (2015年4月9日). 2015年4月23日閲覧。
- ^ “土山しげるの新作は勤番武士が主役の幕末グルメ、「荒野のグルメ」2巻も”. コミック ナタリー (2015年12月28日). 2016年1月7日閲覧。
関連
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