篠原一 (作家)
篠原 一(しのはら はじめ、1976年6月17日 - )は、日本の小説家。千葉県出身。桜蔭高校在学中に当時史上最年少(17歳)で文學界新人賞を受賞してデビュー。その後立教大学文学部に進学。立教大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士前期課程(修士課程)修了。
略歴
盗作問題
2005年 集英社の文芸雑誌「すばる」8月号に掲載された短編小説『19℃のロリータ』の一部の表記・ストーリー構成等が、漫画家楠本まきの漫画『致死量ドーリス』(祥伝社 1998)と酷似していると指摘され、盗作疑惑として話題に。とくにネット上で話題となり、サイト閉鎖。その後、集英社「すばる」編集部は『看過できる程度でなく類似しており、著作権上の問題がある』と判断、楠本および読者への謝罪文を同誌11月号に掲載した。
書籍
- 『壊音 KAI-ON』文藝春秋、1995 のち文庫 ISBN 4163153004
- 『誰がこまどり殺したの』河出書房新社、1996 ISBN 4309010350
- 『天国の扉』河出書房新社、1998 ISBN 4309012108
- 『ゴージャス』角川書店、1998 ISBN 4048731394
- 『きみよわすれないで』河出書房新社、2001 ISBN 4309014011
- 『アイリーン』作品社、2001 ISBN 4878934271
- 『アウト・トゥ・ランチ』集英社、2001 ISBN 4087745244
- 『電脳日本語論』作品社 2003
- 『ぼくはスクワター 不法占拠者』新書館、2004 ISBN 4403220460