第28独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)

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第28独立機械化旅団
28-ма окрема механізована бригада
創設 1940年9月
所属政体 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
 ウクライナ
所属組織 ウクライナ陸軍
部隊編制単位 旅団
兵科 機械化歩兵
兵種/任務/特性 国土防衛
所在地 オデッサ州チェルノモルスコエ
愛称 初冬のキャンペーンの騎士団
標語 意志と鉄で
上級単位 南部作戦管区
担当地域 オデッサ州
主な戦歴 第二次世界大戦
ドンバス戦争
ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 ヴィタリー・グリャエフ大佐 
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第28独立機械化旅団(だい28どくりつきかいかりょだん、ウクライナ語: 28-ма окрема механізована бригада)は、ウクライナ陸軍旅団のひとつ。南部作戦管区隷下。

概要

ソ連地上軍

1940年9月、赤軍(後のソ連地上軍)第180狙撃師団隷下の第21狙撃連隊として、エストニア・ソビエト社会主義共和国で創設された。

1941年7月から、第二次世界大戦に投入され、「親衛隊」の名誉称号を授与され、第89親衛狙撃連隊に改称した。

1945年、駐屯地をウクライナ・ソビエト社会主義共和国オデッサ州チェルノモルスコエに移駐した。

1957年5月、部隊の機械化に伴い、第89親衛自動車化狙撃連隊に改編した。

ウクライナ陸軍

1992年1月1日、ソビエト連邦の崩壊ウクライナの独立に伴い、創設されたウクライナ陸軍に編入し、第28親衛機械化師団隷下の第89親衛機械化連隊に改編した。

1998年、部隊の増強に伴い、第28独立親衛機械化旅団に改編した[1]

2001年、第28親衛機械化師団の解隊に伴い、第6軍団に転属された。

ドンバス戦争

2014年7月から、ドンバス戦争に投入された。

2014年11月、義勇軍ウクライナ領土防衛大隊ウクライナ語版ロシア語版英語版第18オデッサ領土防衛大隊(第18独立自動車化歩兵大隊に改称)、第21サルマタイ領土防衛大隊(第21独立自動車化歩兵大隊に改称)が配属された[2]

2015年2月23日、第21独立自動車化歩兵大隊が新編されたドネツィク州駐屯の第56独立自動車化歩兵旅団に転属した。

2016年8月22日、ペトロ・ポロシェンコ大統領の大統領令で、「親衛隊」の名誉称号が返上され、第28独立機械化旅団に改称した[3]

2018年5月24日、第18独立自動車化歩兵大隊が新編されたオデッサ州駐屯の第35独立海軍歩兵旅団に転属した[4]

2019年8月22日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、「初冬のキャンペーンの騎士団」の名誉称号を授与された[5]

ロシアのウクライナ侵攻

2022年2月24日から、ロシアのウクライナ侵攻では、南部オデッサ州守備隊としてロシア軍が撤退する3月中旬まで配備された[6]

2022年3月中旬から、南部ムィコラーイウ州ヘルソン州の前線に配置された[7]

2022年5月6日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇気のために勲章を授与された[8]

2022年7月下旬、南部ムィコラーイウ州ムィコラーイウの野戦司令部が破壊され、司令官のヴィタリー・グリャエフ大佐が戦死した[9]

2022年11月、南部ヘルソン州ヘルソンの前線に配置されている[10]

編制

  • 旅団司令部(チェルノモルスコエ
  • 第1機械化大隊
  • 第2機械化大隊
  • 第3機械化大隊
  • 戦車大隊
  • 旅団砲兵群
    • 目標捕捉本部中隊
    • 第1自走砲大隊
    • 第2自走砲大隊
    • ロケット砲大隊
    • 対戦車砲大隊
  • 地対空ミサイル大隊
  • 工兵中隊
  • 整備中隊
  • 補給中隊
  • 偵察中隊
  • 狙撃中隊
  • 電子戦中隊
  • 通信中隊
  • レーダー中隊
  • 化学防護中隊
  • 衛生中隊

ギャラリー

出典

外部リンク