積分サークル

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積分サークル
人物
国籍 日本の旗 日本
居住地 日本の旗 日本 大阪府
職業 YouTuber
YouTube
別名 積サー
チャンネル
活動期間 メイン 2018年 -
サブ 2018年 -
ジャンル 勉強、科学、エンターテインメント
登録者数 メイン 約46.7万人
サブ 約10.1万人
総再生回数 メイン 2億1212万回
サブ 948万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年2月13日時点。
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積分サークル(せきぶんサークル)は、大阪大学の学生から構成される日本YouTuberはなおでんがんのはなおにより設立された。数学理系ネタを題材とした動画を主に投稿している。

内容

動画の企画で積分の解きやすい24時間の時間帯を調査する[1]素数点を取るまでカラオケを続ける[1]、実際に受験問題やそれを模倣した問題を解く[2]など、数学や理系を題材にした動画を公開している。ただしそればかりに終始せず、バーベキュー野菜しか焼かないドッキリを行うなど、直接的に理系分野と結びつかない動画も公開している。メンバーとの活動は多くが動画の企画になるため、飲み会などのYouTubeと無関係の行事はないと語っている[1]

2018年には積分サークルの会員が高校生に授業をし、その様子を公開する『積塾』を開設した[1]

母体となったはなおでんがんチャンネルとの共同撮影動画も公開されている。例えば、UUUMを退所したはなおでんがんから還元された広告収入100万円を予算とする買い物、寝落ちすると帰宅しなくてはならない宿泊行事、クイズに誤答すると帰宅を命じられる修学旅行などの動画を公開している[3]

構成員

大阪大学の学生により構成されている。積分法を名前に持つが、その名前のイメージと反して文系の学生も在籍している。当初はYouTube上での活動を行っていなかったため、純粋に数学を好んで所属した学生が多数を占めていたが、後の代になって数学ではなくYouTube活動に興味を抱いて所属する学生が増えている[1]。メンバーは動画の出演者と編集者に大きく分担される[1]

所属人数は2018年時点で20人[1]。脱退済みの者も含め、主なメンバーを以下に示す。

現在のメンバー

キム・ヒョジュン
理学部数学科卒[4]。2018年度3回生[1]静岡県出身。2016年の入部テスト動画ではなおと出会い、積分サークルに入会[4]。入部テストの動画にて「それは短歌ではないでしょうか」と発言し、その後キムを代表する言葉となった。アイドルの琴海りおのファン[5]マイナビのインタビューでは、パズルを解くような感覚を抱けるために数学が好きであるとコメントしている[1]
2020年の夏ごろに「チーム内で問題を起こした」として謹慎処分を受けたが、被害者の精神的なケアとプライバシーに配慮し詳細は明かされなかった。約2年後の2022年7月10日からYouTubeに復帰し、はなおでんがんおよび積分サークルでの活動を再開した[6]
ぴろまる
2021年に個人チャンネルを開設し、同年3月までにチャンネル登録者数11.8万人を達成。同期間中の新チャンネル登録者数で12位を記録した[7]
すん
理学部化学科。神奈川県出身。物理や化学の話題を豊富に持つ[8]。WebメディアQuizKnockのファンで、特に伊沢拓司に憧れを抱いている。ただし、2019年のQuizKnockとの夏合宿のドッキリ企画で伊沢からQuizKnockへの移籍を打診された際には、はなおへの恩義を理由に拒否している[9]

過去のメンバー

たかたか
工学部。2018年度2回生。数学は苦手な人間が多い分、少しの勉強で優位に立てる点が好きであると語っている[1]
のえりん
外国語学部。2018年度1回生。文系であり、数学は嫌いであると主張している[1]西島隆弘のファン[10]

沿革

「日本一需要のないサークルを作る」として、2014年に当時学生であったはなおでんがんのはなおが大阪大学内に設立。特に活動はなかったが、2016年にYouTubeの企画としてはなおが入部テストを開催。これによりメンバーを増やし、2017年からはなおチャンネル(現はなおでんがん)の動画に出演を始め、2018年から個別のチャンネルを開設して独立した[1][11]。同年中に大阪大学の学祭である「まちかね祭」でイベントを開催した[12]

2018年9月時点でチャンネル登録者数は10万人を超え[1]、2019年4月時点で19万人を突破[13]。2020年8月にはNHK Eテレ沼にハマってきいてみた』にメンバーが出演し、スマートフォンパソコンのビデオチャットを用いたリモート遊びを紹介した[14][15]

2021年9月、はなおの設立していたアパレルブランド「EDDEN ELLEN」のプロデュースのため関西コレクションに出演。はなおでんがんとの共演となった[16]。関西コレクションには翌年3月にも出演した[17]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 「日本一需要のないサークル」なのにチャンネル登録10万人! 阪大積分サークルって?”. マイナビ (2018年9月10日). 2021年6月9日閲覧。
  2. ^ “tan治郎”の市松模様を数式で表現 現役東大生による斬新な数学解説に「理解できないが面白い」”. オリコン (2021年5月19日). 2021年6月9日閲覧。
  3. ^ こたにな々 (2021年9月5日). “後輩に100万円や東海オンエアのオマージュも 事務所退所後も好調、はなおでんがんが見せる独自の企画力”. Real Sound. 2021年9月6日閲覧。
  4. ^ a b キム・ヒョジュン 著者”. 河出書房新社. 2021年6月9日閲覧。
  5. ^ 【はなおでんがん】「おかえり名古屋!」3ヶ月ぶりスタジオ復帰はツッコミどころ満載【第17回】”. 東海ラジオ (2020年7月26日). 2020年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月9日閲覧。
  6. ^ 都築陵佑 (2022年7月22日). “積分サークルのキム・ヒョジュン活動再開 先輩 はなおでんがんと共に陳謝”. KAI-YOU. 2022年8月21日閲覧。
  7. ^ YouTube対象「インフルエンサーパワーランキング 2021年1~3月」発表 No.1 TikTokerじゅんや・コムドットら新鋭が大躍進”. Real Sound (2021年4月22日). 2021年6月9日閲覧。
  8. ^ すん 著者”. 河出書房新社. 2021年6月9日閲覧。
  9. ^ 汐華熱波 (2019年9月16日). “憧れの伊沢拓司から「Quizknock」に誘われたら? YouTuberはなおのドッキリは感動の結末に”. Real Sound. 2021年6月9日閲覧。
  10. ^ 【はなおでんがん】「推しと彼氏、どっち取る?」究極の質問に初ラジオのえりんが答えます【第16回】”. 東海ラジオ (2020年7月18日). 2021年2月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月9日閲覧。
  11. ^ 川崎龍也 (2019年4月7日). “高偏差値&抜群の企画力! 異色の理系YouTuber「はなお」とは?”. Real Sound. 2021年6月9日閲覧。
  12. ^ 第59回まちかね祭 ステージ企画”. 大阪大学大学祭中央実行委員会. 2021年6月9日閲覧。
  13. ^ 【講師が通う大学紹介シリーズ第2弾~大阪大学編~】阪大マイナー情報!!”. 武田塾. 2021年6月9日閲覧。
  14. ^ 「人気ユーチューバーの遊びアイデア連発!“リモート遊び沼”」”. NHK. 2021年6月9日閲覧。
  15. ^ 番組表検索結果詳細”. NHK. 2021年6月9日閲覧。
  16. ^ 人気YouTuber・はなおでんがん、“積分サークル”メンバーと仲良くランウェイ<関コレ2021A/W>”. モデルプレス (2021年9月5日). 2021年9月6日閲覧。
  17. ^ 人気YouTuber・はなおでんがん、2人でウォーク 笑顔でステージ盛り上げる<関コレ2022S/S>”. モデルプレス. ネット・ネイティブ (2022年3月25日). 2022年3月31日閲覧。

外部リンク