発煙筒

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発煙筒により自己位置を標識する要救助者

発煙筒(はつえんとう)は、火薬を用いて点火することにより、大量のを吹き上げる器具である。花火の原理を利用している。

用途

民間用

  • 山岳や海上での遭難の際などに、遠方からの被視認性を高めるために用いられる。
  • ヨーロッパ日本の一部では、サッカーの試合の応援にも使われる。ただし、Jリーグでは観戦規定[1]により発煙(炎)筒やバルサンドライアイス爆竹花火、ガスホーンなど、煙を発生させ、試合を妨害させると思わせるものについては原則として持参禁止となっている。
  • 映画の撮影などで、霧を模した演出などに使用される。
  • 消防・避難訓練などにて火元を示すために使用される。

軍事用

軍事用途としては、以下の用途などに用いられる。なお、手榴弾および砲弾として用いられるものは発煙弾と称される。

  • 敵からの隠蔽
  • 砲撃爆撃目標の指示
  • 煙の色・個数を用いた命令・情報の伝達

出典

  1. ^ Jリーグ観戦規定