海底宝探し

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海底宝探し
ジャンル アクションゲーム
対応機種 アーケード
開発元 長野文化機器
発売元 ナガノゲーム/ユニバーサル特機
ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)
デザイナー 吉岡一栄
人数 1人
発売日 1980年
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海底宝探し』(かいていたからさがし)は、1980年に長野文化機器(ナガノゲーム)が開発したアーケードゲーム。

概要

タイトーの『スペースインベーダー』の登場によって市場でだぶつく形となったナムコジービー基板の再利用を目的として、長野県でディストリビュータをしていた長野文化機器と言うメーカーが開発し、長野文化機器の販売子会社であるナガノゲーム、および長野文化機器の販売子会社でユニバーサルのディストリビュータをしていたユニバーサル特機(K.K特機)が販売した物である。基板の構成は、ナムコ純正のジービー基板に、ナガノゲーム側が制作したサブ基板を取り付けた形となる。

デザイナーは長野文化機器の吉岡一栄。後に長野ローカルのベンチャー企業であるマイクロパック社の社長や、アルゼ(ユニバーサルの当時の社名)傘下時代のセタ取締役などを歴任した人物。

ナムコに許諾を得ると同時に、ナムコにも逆ライセンスされた。そのため、基板にはナガノゲーム名義またはK.K特機名義の版とナムコ版がある。ナムコ版はプログラムが若干手直しされている。

ゲーム内容

プレイヤーは潜水夫となり、船から命綱を下ろし、左右に行きかうサメを避けるか銛で倒しながら、海底に降り立つ。埋まっている壺の中から宝を回収し、命綱を引き上げて船に帰還する。

5つの壺のうち、4つには宝が入っているが、1つはハズレである。ハズレの壺に入るとミスとなり、船は空しく命綱だけを引き上げる。ハズレの位置は、K.K特機版はランダムであるが、ナムコ版には電源パターンが存在している。

関連項目

  • SOS - この作品もジービー基板の再利用を目的として長野文化機器の吉岡一栄が開発したもので、ナムコにも逆ライセンスされた。
  • ナバロン - ジービー基板の再利用を目的として、ナムコ社内で制作された作品