浄衣
浄衣(じょうえ)は、日本における衣装の一つ。
神事・祭祀・法会など宗教的な儀式の際に着用されるものだが、仏教(僧侶の僧衣)や神道(神職の神事服)のみに限定されない場合もある[1]。
「清浄な衣服」という広い意味で、例えば、四国八十八箇所巡礼の参加者の正装である白衣(はくえ)・笈摺(おいずる)なども含めて言うこともある[2]。
神職の浄衣
神道における神職(神主など)の浄衣の素材は、主に白布や生絹で[3]、以下のように構成されている。頭に立烏帽子をかぶる。上半身は狩衣形で、袖には「袖括り」と呼ばれる紐が通してある。下着には単衣を着用。下半身は括り緒の袴(指貫袴)というバルーン型のものを着用[4]。そして、 大麻や笏を持って儀式に臨む。
僧侶の浄衣
脚注
- ^ "Jo-e (浄衣)". Yahoo! Encyclopedia (Shogakukan 日本大百科全書). Shogakukan. 2012年2月23日閲覧。
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が空白で指定されています。 (説明) - ^ 巡礼の衣装と道具 | 四国おへんろ.net
- ^ じょうえ【浄衣】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
- ^ 神社では、奴袴(ぬばかま)と呼ぶことが多い