沢の鶴
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | 兵庫県神戸市灘区新在家南町5-1-2 |
設立 | 1717年 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 7140001003444 |
事業内容 | 酒類の製造 |
売上高 | 100億円(2004年3月期) |
関係する人物 | 西村隆治(代表取締役社長) |
外部リンク | http://www.sawanotsuru.co.jp/ |
沢の鶴株式会社(さわのつる)は、兵庫県神戸市、灘五郷の一つ西郷に本社を置く、日本の酒類製造業会社。
沿革
- 1717年 - 創業。
当時は両替を主に扱う商人であり、大名の蔵屋敷に出入りし、藩米を取り扱う仕事を主に行った。当時の屋号は米屋。その別家の米屋喜兵衛が米屋のほか、副業で酒を造り始めたことがはじまりである。商標が※印なのはそのためである。
- 1919年 - 株式会社化。
- 1978年 - 昔の酒蔵「沢の鶴資料館」オープン。全国で初めての酒蔵の公開資料館。
- 1991年 - CIを導入、ロゴマークを創業時から使われてきた※印から鶴の羽を模った現行のものに変更。また、表記が「澤之鶴」から「沢の鶴」に変更(社名としては1964年から現表記)。(イギリスでは現在でもCI導入前のラベルで販売されている)
- 1993年 - 日本酒の冷・燗の温度定義を発表。これまではっきりしていなかった温度の定義を研究発表。
- 1995年 - 1.5カップ(上撰・丹頂)発売。大容量カップ酒の先駆けとして知られている。
- 1998年 - 米だけの酒発売。日本初の非純米「米だけの酒」であったが、2004年の酒税改定により、現在は純米酒になっている。
- 1999年 - 昔の酒蔵「沢の鶴資料館」再建オープン。阪神大震災で倒壊したが、全国初の木造免震構造を採用し再建。(兵庫県指定有形民俗文化財)
沢の鶴資料館
酒造りの歴史を伝えるため昔の酒蔵を利用して1978年(昭和53年)11月公開された博物館。 酒造りの各工程とその際、使用する道具類を展示している。 兵庫県の重要有形民俗文化財の指定を受けたが阪神大震災で全壊した。 その後、1999年(平成11年)に全国初の免震構造を導入の上、再建された。
その他
- 歴史的には、アサヒビールの設立においては、発起人として関与したことで知られている。
- 白鶴酒造や月桂冠などと同様に、株式を上場していない日本酒メーカーである(基本的には日本酒メーカーのほとんどが株式を公開していない)。