汽笛合図

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汽笛合図(きてきあいず、: Whistle signal)は船舶鉄道などで汽笛を用いて行う合図。長音や短音などの組み合わせにより合図を行う。船舶では汽笛信号と呼ぶ。鉄道では気笛合図を表記されることもある。

鉄道

鉄道における気笛合図は、汽笛を約4秒吹鳴させる長緩気笛、約2秒吹鳴させる適度気笛、約0.5秒吹鳴させる短急気笛があり、これを組み合わせて使用する。

凡例
長緩気笛 ────
適度気笛 ──
短急気笛 ・


  • 列車の接近を知らせるとき  ────
  • 注意を促すとき  ──
  • 危険を知らせるとき  ・・・・・
  • 非常事態が発生したとき ・・・・・────
  • 関係係員を招集するとき  ──── ──── ──── ──── ────
  • 駅係員を呼び寄せるとき  ── ──
  • 車掌を呼び寄せるとき  ── ── ────

船舶

船舶における汽笛信号は、汽笛を約5秒(4秒以上6秒以下)吹鳴させる長音、約1秒吹鳴させる短音があり、これを組み合わせて使用する。 汽笛の音程は大きな船ほど低い音(低周波数)である。霧中や見通しが悪いところにおいて、汽笛の音程によって他船の排水量が想像できる。 船舶の汽笛信号のうち、操船信号には次のようなものがある。

  • 針路を右(面舵)に転じているとき   ・
  • 針路を左(取舵)に転じているとき   ・・
  • 機関を後進にかけているとき   ・・・
  • 先行する他船を追い越すときは次のとおり。
    • 右側から追い越すとき   ─ ─・
    • 左側から追い越すとき   ─ ─・・
    • 追い越される船が追い越しに同意   ─・─・
  • 警告信号   ・・・・・(急速に5回以上)

参考文献

  • 若林伸和 (2004年). “船の信号と通信” (PDF). 神戸大学大学院海事科学研究科. 2014年1月16日閲覧。

関連項目

船舶