森川智喜

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森川 智喜もりかわ ともき
誕生 1984年
日本の旗 日本香川県
職業 小説家推理作家
教育 修士
最終学歴 京都大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了
活動期間 2010年 -
ジャンル 推理小説
代表作 『スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ』(2013年)
主な受賞歴 本格ミステリ大賞(2014年)
デビュー作 『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』(2010年)
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(もりかわ ともき、1984年 -)は、日本小説家推理作家香川県生まれ[1]京都大学理学部卒業[1]。京都大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了[1]。京都大学推理小説研究会出身。

2010年、『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』(講談社BOX)で単行本デビュー。

略歴

大学在学中は推理小説研究会に所属し、機関紙「蒼鴉城」に犯人当て小説など多くの中短編小説を発表した。これらの作品は2011年に同人誌『森川智喜作品集』としてまとめられている[2]

2008年5月、『マジカルランプ 名探偵三途川理と魔法のための魔法による魔法の呪文』(遠井夜空名義)で第4回講談社BOX新人賞“流水大賞”あしたの賞を受賞する[3]

同年12月、講談社BOXの文芸誌『パンドラ』の「下剋上ボックス」コーナーに短編「ゴーストスクール 名探偵三途川理と長い長いお別れ」が掲載され、アンケート人気投票の結果、単行本デビューが決定した。

2010年7月、『キャットフード 名探偵三途川理と注文の多い館の殺人』が刊行され単行本デビューする。2014年5月、『スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ』で第14回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞する。デビュー2作目およびライトノベルレーベルからの刊行作品での受賞は史上初だった。

作品リスト

単行本

名探偵三途川理シリーズ

イラスト:平沢下戸

その他

単著未収録短編

  • ゴーストスクール 名探偵三途川理と長い長いお別れ (講談社BOX『パンドラ』Vol.2 SIDE-B、2008年12月)
  • 銀河の果ての殺人 名探偵三途川理、不在の事件 (講談社BOX『BOX-AiR』20号、2012年11月)
  • 幸せという小鳥たち、希望という鳴き声(光文社『ジャーロ』No.78 2021 SEPTEMBER、2021年9月)
  • フーダニット・リセプション 名探偵粍島桁郎、虫に食われる(光文社『ジャーロ』No.79 2021 NOVEMBER、2021年11月)
  • 動くはずのない死体(光文社『ジャーロ』No.81 2022 MARCH、2022年3月)
  • 悪運が来たりて笛を吹く(光文社『ジャーロ』No.82 2022 MAY、2022年5月)

関連人物

  • 円居挽 - 京大推理小説研究会先輩。Twitterにて、たまに近況などが報告される。

脚注

  1. ^ a b c 会員名簿 森川智喜|日本推理作家協会
  2. ^ 蒼鴉城別館:『森川智喜作品集』特設ページ
  3. ^ 「あしたの賞」はデビューを約束するものではないが、担当編集者が付く賞である。

外部リンク