棒人間
棒人間(ぼうにんげん)とは、人体を極端にデフォルメし、手足を棒のように表現したキャラクターもしくはイラスト。
通常、キャラクターの頭部は円、胴体と四肢はそれぞれ線で表現される。また、時に胴体を適当な曲線で囲った枠のように表現したり、コンピュータグラフィックスにおいては細長い楕円や長方形を線の代りに使う場合もある。 書くのが非常に簡単であるため、子供の落書きや、漫画、アニメーションの習作などで書かれたり、あるいはモブキャラを表すために使われたりもする。
また、イラストだけではなく、実際の棒やワイヤーを使って立体作品が作られる場合もある。
規格化されたものとしてソフトウェア開発分野で用いるUMLのユースケース図がある。
棒人間の登場する有名作品
- 『踊る人形』(アーサー・コナン・ドイル) 棒人間を用いた暗号が登場する。
- 『小小作品』 棒人間だけで構成されたFlashアニメーション。
また、棒人間はかなり古くから人間の動作を表すのに使われ、日本では平安時代の書物にそれらしき物が確認されている。
個性的棒人間
棒人間を主体とした作品は多く、前述の小小作品等のFlashアニメーションに使われる。又、一般的に描かれる棒人間は絶対と言ってしまってよいほど首が長い(図を参照)。しかし、棒人間を元に人間を描く時や、棒人間を動かす、描く事が多い人が描くとその長い首は無くなったり、人間に近いように短くなる。
表情を加えたり、マフラーを巻かせたり、服を着せる等、棒人間にキャラクター性をつける時にとても個性が現われる。ある意味、描いた時に個性が出やすい絵のひとつとも言える。