栗原佑

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栗原 佑(くりはら たすく/ゆう、1904年5月26日 - 1980年1月4日)は、日本経済学者大阪市立大学名誉教授。広島県出身。

1941年京都帝国大学経済学部卒業。1946年大阪商科大学助教授、のち大阪市立大学教授。1968年、定年退官、名誉教授。主としてカール・マルクスの研究をした。

家族[編集]

著書[編集]

  • われわれのしごと 大雅堂 1948
  • マルクス その青年時代 有斐閣 1950(大学講座叢書)

翻訳[編集]

  • 勞賃 新たに發見されたマルクス經濟論の全骨子 マルクス 叢文閣 1927.11
  • ドイツ古典哲学の進歩性 ハイネ 高沖陽造共訳 1933(改造文庫)
  • ドイツ史 フランツ・メエリング 1936(改造文庫)
  • ゲエテ研究 ブランデス ナウカ社 1936
  • 勤労の新理念 ゲルハルト 栗田書店 1942(新世界観輯系)
  • ドイツ社会文化史 フランツ・メーリング 大雅堂 1946
  • ゲエテ研究 四分冊の第2 G.ブランデス くりはら・ゆう訳 刀江書院 1951
  • カール・マルクス その生涯の歴史 フランツ・メーリング 大月書店 1953 「マルクス伝」国民文庫
  • マルクス主義の源流 ゲーテからマルクスまで F.メーリング 徳間書店 1965
  • エンゲルスの追憶 アウグスト・ベーベル他 大月書店 1971(国民文庫)
  • カールとローザ ドイツ革命の断章 クララ・ツェトキン 大月書店 1975(国民文庫)
  • キリスト教の起源 歴史的研究 カール・カウツキー 法政大学出版局 1975(叢書・ウニベルシタス)
  • モールと将軍 マルクス=エンゲルスの回想 ドイツ社会主義統一党中央委員会付属マルクス=レーニン主義研究所編 大月書店 1976 (国民文庫)
  • 中世の共産主義 カール・カウツキー 法政大学出版局 1980.7(叢書・ウニベルシタス)

参考[編集]

  • 栗原佑先生略歴, 著作目録 経済学雑誌 1968-04
  • 「中世の共産主義」訳者略歴

脚注[編集]

  1. ^ 『戦後期左翼人士群像』増山太助、つげ書房新社、2000、p143