木村蓮太朗

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木村 蓮太朗
基本情報
階級 フェザー級
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1997-06-12) 1997年6月12日(26歳)
出身地 静岡県田方郡函南町
スタイル 左ボクサーファイター
プロボクシング戦績
総試合数 9
勝ち 8
KO勝ち 4
敗け 1
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木村 蓮太朗(きむら れんたろう、1997年6月12日[1] - )は、日本のプロボクサー静岡県田方郡出身。駿河男児ボクシングジム所属。

従兄の木村天汰郎プロボクサー[2]

来歴[編集]

小学2年生から極真空手を始め、飛龍高校入学後にボクシングを始めた[3]

東洋大学に進学し、2016年に全日本選手権バンタム級で優勝。2017年と2019年の国体ではライト級で優勝した。2019年東洋大学ボクシング部主将に就任、東洋大学初の関東リーグ優勝に貢献し、自身は関東リーグの最優秀選手賞に選ばれた[4][5][6][7]

2020年3月5日、プロ転向を発表した[8]。3月7日、B級プロテストを受験して合格。実技試験は日本フェザー級王者の佐川遼を相手に行った[9]

2020年7月22日、後楽園ホールで東祐也を相手にプロデビュー戦を行い、2回1分23秒TKO勝ちを収めた[10]

2020年9月27日、ふじさんめっせ産業交流展示場で岩屋卓史と対戦し、5回2分31秒TKO勝ちを収めた。

2020年12月10日、後楽園ホールでサンダー照屋と対戦し、4回2分10秒TKO勝ちを収めた[11]

2021年6月10日、後楽園ホールで福永輝と対戦。連続KOは逃したが、6回3-0(60-54×3)で判定勝ちを収めた[12]

2021年9月5日、ふじさんめっせで日本スーパーフェザー級12位の齊藤陽二と対戦。初回と4回にダウンを喫したが、後半に追い上げて8回3-0(76-75、76-74×2)の判定勝ちにこぎつけた[13]

2021年12月9日、後楽園ホールで前田稔輝と対戦し、8回判定負けでプロ初黒星を喫した。

2023年5月9日、後楽園ホールで干場悟と対戦。8回3-0(77-75、78-74×2)で判定勝ちを収めて1年6か月ぶりの復帰戦を勝利で飾った[14]

2023年11月7日、後楽園ホールでフィリピンフェザー級14位のジェイソン・ブエナオブラと対戦し、8回3-0(80-72×2、79-73)の判定勝ちを収めた。

2024年5月14日、後楽園ホールでジェスレイ・ワミナルと対戦予定だったが木村がフェザー級リミットの58.0kgを1.5kg、ワミナルが300g体重超過し両者とも計量失格、JBC規定によりリミット8%以内で試合成立となるため、当日計量のリミット62.5kgを木村は62.4kg、ワミナルは61.25kgパスしたため試合成立となり、初回1分38秒KO勝ちを収め試合後に「プロボクサーとして絶対にやってはいけないことをしてしまいました。」と謝罪した。木村は前日までの時点では日本フェザー級1位だったが、体重超過によるペナルティで降格することとなった。 同年5月16日、日本ボクシングコミッションは、5月13日から6カ月、木村のライセンスを停止する処分を発表した[15]

戦績[編集]

  • アマチュア - 88戦72勝(26KO)16敗
  • プロ - 9戦8勝(4KO)1敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2020年7月22日 2R 1:23 TKO 東祐也(畠山) 日本の旗 日本 プロデビュー戦
2 2020年9月27日 5R 2:31 TKO 岩屋卓史(寝屋川石田 日本の旗 日本
3 2020年12月10日 4R 2:10 TKO サンダー照屋(平仲BS) 日本の旗 日本
4 2021年6月10日 6R 判定3-0 福永輝(沖縄WR) 日本の旗 日本
5 2021年9月5日 8R 判定3-0 齊藤陽二(角海老宝石 日本の旗 日本
6 2021年12月9日 8R 判定1-2 前田稔輝グリーンツダ 日本の旗 日本
7 2023年5月9日 8R 判定3-0 干場悟(蟹江) 日本の旗 日本
8 2023年11月7日 8R 判定3-0 ジェイソン・ブエナオブラ タイ王国の旗 タイ
9 2024年5月14日 1R 1:38 KO ジェスレイ・ワミナル タイ王国の旗 タイ
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獲得タイトル[編集]

アマチュア

脚注[編集]

  1. ^ 特集6日目・昨年王者の強さの秘密は気持ちの強さ!!~木村蓮太朗選手~ スポトウ 2017年11月19日
  2. ^ 萌え系ボクサー・木村天汰郎、リングで燃える「ファイトマネー全部投資」“美少女”にタイトルささぐ スポーツ報知 2019年4月18日
  3. ^ 全日本チャンピオンに聞く・木村蓮太朗(東洋大) 産経ニュース 2017年5月19日
  4. ^ 木村蓮太朗(東洋大学4年)の昨日の試合結果 駿河男児のブログ 2019年5月12日
  5. ^ 木村連覇ならず 冨田も決勝惜敗 福井国体・ボクシング成年男子 静岡新聞 2018年10月9日
  6. ^ 日大、東洋大との全勝対決を制す 関東大学リーグ戦第3週結果 ボクシング ZAKZAK 2019年6月11日
  7. ^ 高橋諒3連覇達成 MVPは田中亮 アマ全日本選手権 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年11月20日
  8. ^ アマ3冠の木村蓮太朗 静岡のジムからプロ転向 「10戦以内に世界を獲りたい」 Boxing News(ボクシングニュース)2020年3月6日
  9. ^ アマ3冠の木村蓮太朗 B級プロテスト合格 日本王者と堂々のスパーリング披露 Boxing News(ボクシングニュース)2020年3月7日
  10. ^ アマ3冠の木村蓮太朗 デビュー戦2回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2020年7月22日
  11. ^ 負傷ドローでV1 無念の近藤明広 日本2階級制覇ならず
  12. ^ 鈴木雅弘が6戦目で日本S・ライト級王者 永田大士に10回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月10日
  13. ^ ホープ木村蓮太朗「心が折れかけた」 2度ダウンを挽回し判定勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年9月6日
  14. ^ 前WBO・AP王者の村地翼 日本タイトル“前哨戦”に勝利 タフな近藤冬真を振り切る Boxing News(ボクシングニュース)2023年5月9日
  15. ^ JBCが前日計量で1・5キロ体重超過した木村蓮太朗に6カ月のライセンス停止処分 駿河男児ジムの林秀憲マネジャーには戒告処分”. サンスポ (2024年5月16日). 2024年5月16日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]