書記

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書記(しょき)とは、一般的には記録などを残すために文字を書き記す職業またはその職務にあたる者をさす。古来は右筆(ゆうひつ)と言われた。

団体における書記

政党労働組合などの書記局の構成員や事務職員、専従職員らを指す。書記局の「書記」は、事務に該当する。保守政党や近年の政党では類似の役職として「幹事」が置かれる。北朝鮮ベトナムでは同義の役職名として「秘書」(朝鮮語: 비서ベトナム語: Bí thư漢字表記)があるが、日本語中国語では「書記」と訳すことが一般的である。

地方公共団体における書記

地方公共団体議会事務局やいくつかの行政委員会委員の下に置かれる庶務会計に従事する職員。

書記が置かれる機関

  • 議会事務局若しくは市町村のうち事務局を置かない議会
  • 選挙管理委員会
  • 監査委員の事務局若しくは市町村のうち事務局を置かない監査委員

書記の任命権者

書記は、議長、選挙管理委員会又は代表監査委員が任免する。

書記の身分の取扱い

書記の身分の取扱いについては、地方自治法に定めがあるもののほかは、地方公務員法の定めるところによる。

その他

漁業法の規定により、海区漁業調整委員会及び内水面漁場管理委員会に書記を置くことができるとされている。

教育機関における書記

書記は、大学職員の職階を示すものとして私立大学を中心に用いられる事が多い。位置づけは各大学によって差があるが、基本的には肩書きを持たない一般職員を示す。

関連項目